2015/12/14

ほんとに喜ばれるプレゼントの選び方 オイコノミアより

今週のオイコノミアは、「ほんとに喜ばれるプレゼントの選び方」
クリスマスシーズンならではの企画です。

番組内では、受け取ったプレゼントの価値は、実際の価値から
13%割り引いて(安く)感じられるという研究結果が示されていました。
これを、死荷重といい、取引(この場合は物の贈与)によって
本来生じるべき余剰が失われている、といえます。

なお、この研究では、親しい友人からもらったプレゼントでは
価値の減少は小さく、遠い親戚からのプレゼントでは、価値の減少
が大きくなったとのことです。
(参考文献 行動ゲーム理論入門 著者:川越敏司)

儀礼的に行われるお歳暮や、お中元で無難な商品を選ぶことに
なってしまうのも、この理論から説明できます。

贈り物の価値を高める方法としては、自分の大切なものを犠牲にして
相手に心を込めた贈り物をするのが良いと、説明されていました。
「賢者の贈り物」がその好例と言えます。

言うだけなら簡単ですが、さて実際贈るとなると、どうしましょう。
相手の欲しがっていたものを買ってあげるのが、無難なところです。