1日1投稿を目指してきましたが、ちょっと息切れ気味。
理由は、わりとはっきりしています。
私自身が、自分の書く文章に魅力を感じていないからです。
例えていうなら、ハイビジョンテレビではなく、白黒テレビみたいな
味気のなさ。
また、総務省の2009年の調査によると、ブログを始めた人の
半分以上は、月に数本の記事を書いて、1年もしないうちに
やめている傾向があります。
つまり、あわせて数十個の記事を書いてやめる人が多いという
こと。
私の今の記事数は、ちょうど壁になっているのかもしれません。
そこで、私と同じように、文章で悩んでる人のためにも、
文章力アップのコツをまとめてみます。
1. 特定の「ある人」に語りかけるように
まずは、ネットで検索してみました。すると、特定の相手を思い浮かべて、その人に語りかけるようにみたいなことが、書かれています。
するとうまくいく
短い文例も載ってたりします。
それを見ると、確かにこの手法で、臨場感や勢いのある文を書ける
というのは分かります。
ただし、これだけでは、文章の一部を光らせることはできても、
まとまりのある文章を作るのは難しいと感じました。
2. 人の心を動かす文章術
そこで、さらに調べてみると、「人の心を動かす文章術」(樋口裕一著)という、まさに私が知りたいことそのものを書いた本がありました。
急いで、さいたま市の図書館で入手します。
(amazonでも中古しかない模様。)
(なお、「大人のための文章道場」というタイトルで文庫化されています。)
この本によれば、人の心を動かす文章は、テクニックを向上させる
ことによって作れるとのことです。
そのテクニックは何か、要点を具体的にあげてみます。
文章の型を知る
まずは、文章には型があることを理解します。型にあてはめるから窮屈になるわけではなく、むしろ、まとまりが生まれ、
読みやすい文章ができるというのです。
型というのは、「起承転結」ということです。
ありふれた方法ですが、これが読みやすい文章を生むとのこと。
筆者は、現代風に、「予告→エピソード→展開→まとめ」と言い換え
ています。
くわしく説明すると、次のようになります。
予告・・・書きたいテーマについてイメージした出来事の予告
エピソード・・・出来事を動きのある場面として具体的に語る
展開・・・エピソードに書いた内容から考えたことを詳しく書く
まとめ・・・全体のまとめ
テーマを作るときのポイント
筆者は、「テーマがあってこそ、読み手は文章に感情移入できる」
そして、「テーマがあることで、文章全体にまとまりができる」
といいます。
それでは、テーマはどのように立てればいいのでしょうか。
そして、「テーマがあることで、文章全体にまとまりができる」
といいます。
それでは、テーマはどのように立てればいいのでしょうか。
筆者によれば、
・テーマには、普遍性を持たせることで、読者の共感を呼ぶとのことです。
・ただし、まずテーマを決めてから書くべき、というわけではない
(文章を書きすすめるなかで、テーマを決めてもよい)
どのようにエピソードから文章を展開させるか
テーマが立派なものであっても、そこからありきたりな結論や道徳的な教訓を導いただけでは、読者がしらけてしまいます。
そこで、筆者は、次の点を強調します。
・読み手とは異なる意見や根拠を示すことが重要である
・結論を道徳的なものにしない。
全員に同意されることを目指さず、自分の立場をはっきりさせる
3. 自分の考えをどのように持つか
文章術について書かれた本を読んでも、自分の考えを打ち出す方法論に
ついては、書いてありませんでした。
すでに対立意見が出そろっている問題については、
私も、カンタンに自説を持つことができます。
でも、それでは、人の答えをなぞっただけで、自分の考えとは
言えないですよね。
それでは、明確な対立意見がない問題について、どのように自分の
考えや切り口を持つことができるのでしょうか。
それこそ、「自分の頭で考えなさい」と言われそうですが、やっぱり
ネット頼りで手がかりを探してみました。
目標をたてて試行錯誤する
1つの方法は、こちらから引用この3段階のプロセスをへて、自分の頭で考える姿勢が身につくと
(1) 目標を設定して、試行錯誤する。試す前にあきらめない
(2) 試したあらゆる手段はほぼ全て失敗すると思え
(3) 目標は思いついた時点で成功すると思え
述べています。
このプロセスを説明するために、筆者が使う題材は、
男性が女性をデートに誘う話です。
どうしたら上手く誘えるでしょうか。
例えば映画に誘おうとして「映画は苦手」と言われただけで、
デートに誘うことを断念してしまったら・・・。
そんなに早く考えることをあきらめていいの?という説明は、
恋愛能力が低い私にとって、身につまされるものでした。
恋愛能力が低い私にとって、身につまされるものでした。
自分の考えを言語化する
2つめの方法は、こちらから引用
「自分の考えがない」という人は考えたことを自分で考えたというためには、自分の価値判断基準を明確にすることが
言語化していないだけかもしれない
大切である。この力を身に付けるためには、例えばブログに自分の考えを
書き留めるなどして、反復練習を重ね、身に付けるのが良い。
筆者は、以上のように述べます。
長年のブログ活動によって、考えたことを言葉にすることの大切さを
説いています。
継続して反復練習することの大切さ
結論としては、人の心を動かす文章を書くためには、日ごろからものごとを
言葉で考え、その過程を書き留めていくしかない、
近道なんかは存在しない、という話でした。
結論自体は、ありきたりなものに落ち着いたようにも見えます。
ただ、私にとっては、ここまで突き詰めて考え、
大切なエッセンスを取り出すことができたのは、大きな成果でした。
おりにふれて、この成果を生かしていきたいです。