とはいえ、まったくお菓子を食べたくない、というわけではありません。
ところが、売っているお菓子は、小麦粉を含むものがほとんどです。そこで、いろいろと手作りに挑戦してみました。
そのなかで、もっとも上手くできたのは、「米粉のフィナンシェ」です。私は、フィナンシェというものをはじめて作ったのですが、しっとりもちもちの食感で、最高の仕上がりでした。フィナンシェを知らない人のためにどういうものかを説明すると、だいたいマドレーヌのようなものです。
マドレーヌとの違いは、
- 卵白だけを使い、黄身は使わない
- アーモンドパウダーを使う
- 焦がしバターを使う
材料は、
- 無塩バター 100グラム
- 卵白 100グラム(常温にもどしておく。卵3、4個分)
- てんさい糖 100グラム(白砂糖より血糖値が上がりにくい)
- はちみつ 20グラム
- アーモンドプードル 40グラム
- 米粉 40グラム(小麦粉を使わないのがグルテンフリー)
- 焦がしバターを作ります。なべにバター100グラムを入れて、中火にかけ、焦がします。これをこして、冷ますと、こんな感じにできます。(陶器でできたコーヒーのドリッパーにフィルターをのせて、焦がしバターを注ぐだけ。) 写真左がこした後。右はフィルターにたまったカスです。
- 卵白を泡だて器でほぐし、てんさい糖とはちみつを加えてよく回し混ぜます。卵白はほぐすだけで良く、泡立てる必要がないので、かんたんです。
- アーモンドプードルと米粉は混ぜ合わせて、ふるいにかけます。ふるいにかけた後に、前の手順2でできた液の中に粉類を入れ、混ぜ合わせます。さらに、焦がしバターを入れ、混ぜます。よく混ぜるとこんな感じになります。
あとは、型に入れて、200℃のオーブンで15~20分間、焼くだけです。
「フィナンシェ型」というものも売っていますが、わたしはパウンド型で作りました。
できあがりがこちら。
レシピは、「よくわかるお菓子づくり基礎の基礎」(柴田書店)を参考にしました。
小麦粉の代わりに、米粉を使います。ですから、小麦粉のグルテンのおかげで生まれる「ふんわりふわふわ」という食感は、難しいです。かわりに、「しっとりもちもち」の食感が楽しめるというわけです。
アーモンドプードルの量が多く、つまり、米粉を少ししか使わず、しっとり感を楽しむお菓子であれば、フィナンシェの他にもおいしく作れそうです。
ではでは。