中野といえば、中野サンプラザ、または中野ブロードウェイが有名なところです。私も、オタク活動に熱心だったころは、よくコンサートのために訪れていました。
そのように、中野は文化の発信地です。または、ビルの立ち並ぶ都会というイメージがあります。
しかし、今回訪れたカフェは、そのような中野のイメージをくつがえすものでした。
お店の名前は、モモガルテン。住所は、中野区中央2丁目57−7。あの堀越学園の目の前にあります。
今まで訪れた店を地図にした、ふるカフェマップはこちらから。今回分を追加しました。
モモガルテンは、築およそ70年、二軒長屋を改築したカフェです。
遊歩道に面したこのお店。二軒分という長さを生かして、開放感のあるテラスです。水槽には、金魚も泳いでいる。
店の中に入ってみると、壁を取り払って、中の空間もひろびろしています。
この番組で取り上げられてきた、ほかのカフェは〇〇造りだとか、特徴がありました。でもこのカフェは、見た目はただの民家です。
しかし、トイレの引き戸の上にさらに洋風のドアをつけるなど、改築に遊び心が発揮されています。
改築をしたのは、中西道也さん。古民家の改築を数多く手がけています。古い建物を残すことは、自然を残すことに近い、と語ってくれました。そうは言っても、ただ単に残すのではなく、自分のしたい工夫ができるのが良いのだそうです。
お店のおすすめのメニューは、店主が半日かけて煮込んだカレーです。玉ねぎを炒めるためだけに、1時間を使うというのだから、ものすごい。練馬大根の産地だからか、たくあんが付いてきます。
店の前の道は、昔は桃園川という川だったのだという話を聞いていると、ゲストで森比左志さんが登場しました。
どんな方なのかと思うと、絵本作家だということ。超有名作品である「はらぺこあおむし」の翻訳家、「こぐまちゃんシリーズ」の共著者だと知りました。
ちなみに、世田谷美術館で、はらぺこあおむしの作者「エリック・カール展」をやっています。見にいくのが楽しみ。
ちなみに、世田谷美術館で、はらぺこあおむしの作者「エリック・カール展」をやっています。見にいくのが楽しみ。
森比左志さんはこの店は、安らぎ、憩いの場所だと言います。
お店のご主人は、昔、区のケースワーカーをしていました。ケースワーカーとは、日常生活で困難を抱える人の相談にのったり、援助をしたりする仕事。区役所を退職してから、この店を始めたのだそうです。
地域の人の居場所作りをしたいと思って始めたこのお店。その望み通りの店になっているようです。
話は変わって。
1970年に「沖縄 郷土の家」が誕生してから、中野には、沖縄の人が多く住むようになりました。やがて、沖縄の祭も開催されるようになり、今でもそれは続いています。
1970年に「沖縄 郷土の家」が誕生してから、中野には、沖縄の人が多く住むようになりました。やがて、沖縄の祭も開催されるようになり、今でもそれは続いています。
そこで、琉球音楽の専門家でもある妻の明美さんが、三線を披露してくれました。彼女は、沖縄芸術大学付属共同研究所の肩書を持っています。
オリエンタルなメロディに聞き入っていると、時間がたつのも忘れ、すっかりあたりは暗くなりました。
お店は、午後6時には閉店となっています。ご注意を。
ではでは。
次回は、桐生のふるカフェです。
オリエンタルなメロディに聞き入っていると、時間がたつのも忘れ、すっかりあたりは暗くなりました。
お店は、午後6時には閉店となっています。ご注意を。
ではでは。
次回は、桐生のふるカフェです。