あなたの家のトイレの床はどうなっていますか。
モルタル仕上げだ、という方は少数派だと思います。
モルタル仕上げは、見た目は悪くないのですが、大きく2つ欠点があります。
一つは、冬にひんやりとして、冷たすぎます。スリッパが必須です。
もう一つは、床にあれやこれやこぼしてしまったときに、汚れが残ってしまいます。特に、子どもが小さくて、トイレトレーニングが終わっていないときはお漏らしも多く、注意が必要です。
そこで、トイレをタイルにして、いつも清潔な状態にしてみませんか。
すでに便器が置いてあるトイレの床をタイルにする場合、大きく分けて2つの方法があります。
- 便器をどかして、排水管のみにし、タイルを敷く方法
- 便器はそのままにして、タイルを敷く方法
それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。
1. 便器をどかしてタイルを敷く方法
この方法は、きれいにタイルを敷くことができます。便器が床に接している部分にも、タイルを敷けます。
また、将来トイレを交換することになったとき、今までの便器と違う形の便器となる可能性があります。
このとき、タイルを壊さないで便器だけ交換することができます。
デメリットは、費用が掛かることと、トイレが使えなくなってしまうことです。
まず、トイレ周りの水道を止め、タイルを敷きます。そして、次の日に目地材を入れます。さらに次の日に、トイレの水道を復活させます。
この日程がふつうです。すると少なくとも丸2日はトイレが使えなくなってしまいます。
また、トイレの水道を止めたり再開したりという作業が必要なので、水道屋さんに入ってもらう必要があります。それをしない場合に比べて数万円ほど高くなります。
1㎡前後の広さで、材料費も込みで、だいたい15万円ほどかかるようです。
2. 便器はそのままにして、タイルを敷く方法。
この方法は、便器をどかす手間がないので、工期が短くて済みます。(とはいえ、タイル張りと目地入れで2日はかかります。)
また、トイレを使いながら工事をすることができます。
デメリットは、便器の床の形に合わせてタイルを敷くので、トイレを交換したいときに、タイルを敷きなおさないといけないということです。
1㎡前後の広さで、材料費も込みで、だいたい10万円ほどかかるようです。
また、この方法だと、職人さんの手を借りずに、自分のペースでタイルを敷くことができます。
3. 自分でタイルを敷いてみる
費用がどうしても気になる場合、自分でタイルを敷いてみましょう。
タイルを敷く費用のなかで、大きいのは人件費です。2日間の工事ですから、どんなに安くても5、6万円はかかるのでしょう。
自分でやれば、その分が浮きます。また、タイル張りは、数日に分けてすることができるので、マイペースに進めることができます。(なお、目地入れは1日でやったほうが良いそうです。)
ただ、自分でタイルを敷く場合は、便器はそのままにしておいたほうが良いでしょう。
自分でタイルを敷く場合にかかる費用は次のとおりです。4~5万円かかります。
- タイルの代金……3万円ほど。
- 接着剤の代金……数千円
- 目地材の代金……数千円
- タイルをカットする代金……数千円
- その他((1)タイルの送料。(2)見切り材とよばれる、タイル面とその周りの床の段差を解消するための材料。)……数千円
詳しく見ていきます。
タイルの代金は、どんなタイルを選ぶかによって変わってきます。標準的なものを選ぶと、3万円くらいかかるそうです。
タイルをうまく切れそうにない、また、切るための工具をそろえるのが面倒、という場合があります。このときは、どこで切るかを自分から指示して、タイルを切ってもらう必要があります。
タイルを張ることで、トイレの中と外の床の間に大きく段差ができてしまうときは、見切り材というものを使って、段差を埋めてあげる必要があります。
4. タイルを選ぶためにショールームに行ってみる
自分で張るにしても、張ってもらうにしても、どんなタイルを張りたいか、自分で選ぶ必要があります。
トイレのタイルは床材にあたるので、ある程度頑丈で、1cmほどの厚みのあるものが必要です。壁タイルに比べると、デザイン性よりは頑丈さ重視になります。
「
Tile Style 深大寺」にもオシャレなタイルがいろいろ置いてありました。さらに多くの種類を見てみたいときは、ショールームに行ってみましょう。
「
Tile Style 深大寺」のオススメは、
名古屋モザイク東京ショールームでした。
私が少し検索して、気になったのは、
平田タイルのショールームでした。Tile Styleの人も、「そこも良いです」と言っていました。
私も、いつかは行って、トイレのタイル化をしてみたいです。
5. 番外編 水はねを考えて、腰の高さまでタイルにしてみる?
清潔さを追い求めると、どうしても、壁もタイルにしてみようとなります。床だけをタイルにする場合に比べて、費用・工期が、より多くかかってきます。