すっかり春らしくなった今日この頃です。
先日、日曜美術館で、山口蓬春という人がいることを知りました。そして、その美術館が「山口蓬春記念館」という名前で葉山にあるので、葉山を訪れてきました。
葉山に行くにあたって、一番心配なのは、子どもが飽きないようにするには、どうすればよいかということでした。何しろ、電車に乗っている時間だけでも片道で1時間半くらいはあるのです。
結局、贈ってもらった「ももたろう」の絵本を持っていくことにしました。読み終わるまでに時間がかかるので、間が持ちそうだったからです。
ただ、電車内で絵本を読み聞かせるのは、思った以上に大変でした。必ずイスに座れるわけではないですし、イスに座っても、揺れる車内で朗読するのは疲れます。
それでも、かなり気を引くことができて、まずまず成功です。
葉山の美術館に着いてから、2年前にそうしたように海でお弁当を食べました。
そして、せっかく海に来たのだからと思い、波打ち際まで連れて行ったのです。
初めて海を見る子どもは、しばらくの間、固まったように動きませんでした。目の前の光景は何なのだろう、と考えていたのでしょう。
そして、「これは海っていうんだよ」と教えたら、「海、海」と連呼しました。その後は、波打ち際で、砂に埋まっている石や貝を拾うという、実に子どもらしい遊びをしていました。
親がそろそろ移動したいなと思っても、子どもはなかなかその場を離れようとはしませんでした。
こうして、子どもが海を初体験するという思い出ができました。住んでいる川口からは、なかなかカンタンには海に行くことができないので、貴重な経験です。