2018/05/25

けっきょくアメリカと北朝鮮の関係改善は無かったことになるのか

韓国と北朝鮮の南北首脳会談が実現したのは、およそ1か月前。(ブログ記事)

結局、アメリカと北朝鮮の首脳会談は、お流れになりました。

5月9日には、北朝鮮で拘束されていたアメリカ人が解放され

5月22日のニュースでは、 中国の物資が、どんどん北朝鮮に流れ始めているということが言われ


こうして、拉致問題は先送りとなりそうです。
アメリカ、中国、韓国、そして北朝鮮、それぞれが自国の利益を実現できたのとは対照的です。

2018/05/24

ふるカフェ系 ハルさんの休日「東京・高尾」店主は、人を引きつけてやまない、魅力あふれる女性でした。

ハルさんがおとずれたのは、東京・高尾にある、1970年代の住宅を生かしたカフェです。

店の名前は、TOUMAI(トゥーマイ)。住所は八王子市館町657。高尾駅から歩いて12分ほどのところにあります。

軒の幅が広くて、雨戸があるのが、70年代の戸建ての特徴です。

2階軒下の換気口は、軒天有孔(のきてんゆうこう)ボードになっています。これは、屋根の中を換気する建築材なのです。

そして1階の換気口は、より古い形をしています。その理由は、後で分かることに。

店の中は、壁がなく、ひろびろ。

レモンシチューという、ふしぎな名前のシチューがメニューにあります。

ここで、オーナーの白川由紀さんをご紹介します。

もともと、この建物は、建築士をしていたお父さんが建てた家です。そのころ、世の中は、ひとりひとりが自分の部屋で過ごす時代になります。

由紀さんの家も、増築により2階ができて、由紀さんは自分の部屋を持つことができました。その部屋の中で、海外への夢をふくらませた由紀さんは、大人になり、海外を飛び回るようになったのです。

そうしているうちに、いろいろ運ばれてきました。

まずは、バタフライピーという青い花からできた、きれいな青色をしたお茶。バタフライピーは、東南アジア・インド原産のマメ科の植物です。

タイではハーブとして、お茶だけではなくシャンプーにも使われているとか。台湾でも、よく見かけるそうです。

バブル崩壊のせいで、就職活動に失敗してしまった由紀さん。お父さんから、「恐れず本当にしたいことをしろ」と言われて衝撃を受けました。

結局、旅そのものを仕事にすることにしたのです。ユーラシア大陸横断のバスツアー、アフリカ縦断のトラック旅を企画しました。

100カ国を回った由紀さんが挑戦したのは、空き家となった実家でカフェを開くことでした。

ここで、先ほどメニューで見たレモンシチューの登場です。これは、西アフリカ地域の家庭料理。由紀さんが、この料理をコートジボワールで食べて感動したことから、お店のメニューになりました。

半分に割ったオクラとトマトが目に鮮やかです。骨つきの鶏肉は、スッとスプーンがとおる柔らかさ。

ここで、レモンシチューのレシピをのせておきます。

  1. まずはレモンをしぼります 。
  2. レモン汁・塩・砂糖・しょうゆ・にんにく・はちみつ・マスタードを混ぜて、タレを作ります。
  3. 骨つきの鶏肉をそのタレにつけて、一晩寝かせます。
  4. 骨つきの鶏肉をタレから出して、焼きます。
  5. 鍋で玉ねぎを炒めたら、4.で焼いた鶏肉と、3.の「つけダレ」に水を足して、鍋の中に入れます。そして、沸騰させます。
  6. なお、5.で煮るときには、月桂樹の葉を入れると良いでしょう。

完成です。

由紀さんのおかげて、心の豊かさを大切にする人たちがカフェに集うようになりました。

由紀さんは、「大丈夫」と言うことで、世の中のムードが良い方向に変わるんじゃないかと考えています。不安を感じている人が、「自分は自分のスタイルで良いんだ」と思ってくれればいいと、由紀さんは願っています。

ここのカフェが、人をそんな気持ちにさせる場になればよい、と考える由紀さんなのでした。

2018/05/23

「SNS展 #もしもSNSがなかったら」どんな人が見に来ているのかが気になる展覧会だった


能町みね子さんがキュレーターのひとりだということで、SNS展を見に行ってきました。

会場は、アーツ千代田3331。御徒町駅からすこし歩いたところにある、今は使われなくなった小学校です。銀座線を使う人ならば、末広町が近い。

作品は、ツイッターやインスタグラムで活躍している人のものがメイン。その人たちが選んだ「一般人」の作品もあります。

テキストのコーナー、画像のコーナー、映像のコーナーと分かれていて、美術館でもありそうな正統派の展示スタイルです。

わざわざ展覧会になっているくらいなので、それぞれ作品は魅力的です。入場無料だし、ぜひ行くべき。

強く印象に残ったのは、作品よりもむしろ、来ている人たちでした。私は、40代前半なのですが、それより若い人、20代や30代前半の人が大部分だったと感じます。

会場に1時間ほどいましたが、子連れにあったのは、1人だけ。

若い人たちは、SNSをどう使っているのかなと気になりました。身近な人と連絡を取る延長で、「身近な有名人」の言動にいいねをするのかな、と想像したり。

私の使い方は、経済ニュースを集めたり、妻といいねのやり取りをしたりなのですが、そういう使い方ではないのだろうな、という気がします。

2018/05/20

信楽の焼物市でネコの花瓶に一目ぼれ

ミホ・ミュージアムに行った後、私たちが訪れたのは、信楽作家市でした。

もともとの目当ては、「熊倉順吉の陶芸」という展覧会だったのです。でも、急に気が変わって、広場にテントを張ってやっていた信楽作家市をのぞいてみることにしました。

この陶器市、ざっと見たかぎりでは、分厚い焼物ばかり並んでいました。狸の置物に象徴されるように、あまり魅力的ではない残念な感じ。

その中で、妻が目を止めたのは、ネコの形をした花瓶です。

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テントの中には、作者の人がいたのですが、「憎たらしい顔をしているでしょう」と、こちらに声をかけてきました。どうやらこれが、最後の1匹らしい。

このネコを見る直前までは、陶器市では何も買わずに帰るのだろうなと思っていました。でも不思議なもので、このネコを見たすぐ後には、お金を払ってそれを受け取っていたのです。

作者は、田中南央さんといいます。co so a do というサイトで、通信販売をしているようです。田中南央さんのページはこちら

実際に花を飾ってみました。

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大きな花束は飾れないけれど、これくらい飾れれば十分かなと思います。ちょうど母の日に買った花たち。今では、ユリが良い香りをただよわせています。

2018/05/19

子どもが、ごめんなさいという言葉をおぼえるまで

そろそろ2歳になろとするわが子。 公園で水遊びをしていたら、少し年上の男の子に水をかけてしまい、すると、逆に水をかけ返されてしまいました。

その男の子のお母さんが、「水をかけてはだめよ。ごめんなさいをしなさいね」というと、男の子はごめんなさいをしたのです。

それを見ていたわが子は、小さい声で「ごめんなさい」と何回かつぶやきました。 

しばらくして、家にかえってきました。家の中で、わが子は、口に入れたものをわざと吐き出してしまいます。 

妻が、わざと食べ物吐き出したらだめだよ、と伝えると、「ごめんなさい」と言えたのでした。

物の名前や動物の名前は、絵本で覚えることができます。でも、コミュニケーションをとるためのあいさつ言葉は、こうやって実際の会話の中でおぼえていくのだなと、改めて感じました。

2018/05/17

ふるカフェ系 ハルさんの休日「栃木・大田原」学びたいという心を大切にする場所

今回、ハルさんが訪れたのは栃木県にある大田原市のふるカフェです。

田園風景が広がる中にあるのは、古い校舎を生かしたカフェです。店の名前は、「hikari no cafe’/蜂巣小珈琲店」。住所は、大田原市蜂巣295。

前回の掛川のカフェに続いて、今回も、車を持っていないとたどり着くまでが大変そうな店です。

大田原といえば、個人的に、学生時代に免許を取るために合宿場としてお世話になった場所。周りには何もありませんでした。卒論の原稿を持っていたけれど、ほとんど進まなかったという思い出があります。

それはさておき。

店の外観は、赤茶色の屋根が、可愛らしく目立っている。鎧張りの壁との組み合わせは、まさに昔の学校。

カフェ部分は、窓を広く、天井を高くとってあり、店の中は広々です。洋小屋組の天井が美しい。職員室と教室の床板の種類が違うのも、面白い。

hikari no cafe' という店の名前にふさわしく、光あふれる店内でした。

青い大きなトラクターに乗ってやってきたのは、農家の人。店で出している古代米を作っています。8年前から生産を始め、珍しいだけではなく美味しいと評判になったのです。

給食風のお盆・先割れスプーンなど、演出が細かい。ビーカーに入って出されるサラダが目を引きます。

古代米のご飯の分量をご紹介。白米2合と古代米大さじ2杯の分量で炊き上げています。

このカフェは、障害者福祉施設を経営している川上聖子さんが、経営しています。

障害のある人を何人も店員として雇っているのです。番組では、そんな店員の一人をクローズアップしていました。さすが、障害にも正面から向き合っているEテレらしい番組構成。

店員だけでなく、来る人にも学ぶことの大切さを感じて欲しいというのが、オーナーの川上さんの願いです。

校庭の片隅に置かれたのは、「わらぼっち」。わらぼっちとは何?と思ったら、この記事をみてください。

番組の最後は、学校という場所にふさわしく、常連さんを集めての合唱です。鍵盤がめくれているオルガンも、ちゃんときれいな音を奏でていました。

2018/05/14

滋賀の山の中に「おもてなしの心」がある。ミホ・ミュージアムで感じたこと

ゴールデンウィークを使って、初めてミホ・ミュージアムに行ってみました。

先日、信楽の図書館の記事を書きましたが、ミホ・ミュージアム⇒陶芸の里(信楽焼)⇒図書館の順で回ったのでした。

美術館めぐりが好きな人なら、ミホ・ミュージアムの名前を一度は聞いたことがあるはず。NHKの日曜美術館でも、よく取り上げられている美術館です。

実際に行ってみて、ミホ・ミュージアムが素晴らしいところだと感じた点をお伝えします。

1. 美術館までのアプローチが楽しい

ミホ・ミュージアムは、レセプション棟と美術館棟という2つの区域に分かれています。バスや車で行く場合、まず、レセプション棟の駐車場に降ります。

レセプション棟でチケットを買い、美術館棟まで移動する必要があるのです。ただ、この移動がまったく苦痛ではなく、むしろ心地よいものでした。

まず、山の地形を生かした植栽がみごとです。今の時期は、新緑が目に鮮やか。桜の季節、紅葉の季節、それぞれに見ごたえがありそうと想像できます。

そして、空気が良いです。標高はおよそ400メートルですが、山深いせいかひんやりとしていて、すがすがしい気持ちになれます。

また、途中トンネルに入り、そこから抜けると、不思議なアーチが目に飛び込んでくるのも楽しい。異空間の中に入り込んでいく感覚があります。

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特に問題がなければ、行きはぜひ歩くべきです。この景色を見られただけで、もう満足したと思えるはず。

電気自動車も走っているので、もちろん歩かなくても美術館棟へ行けます。

2. 美術品に心が奪われる

美術館ですから、そこにある展示品は見ごたえがあるものばかりであって欲しい。ミホ・ミュージアムは、そんな望みを満足させてくれるところでした。

私が行ったときの特別展は、猿楽と面―大和・近江および白山の周辺から― というものです。
  • 野上記念法政大学能楽研究所
  • 三井記念美術館
  • 天河神社
こういったところから来た、すぐれた作品が並んでいました。天河神社から来た女の能面は、これぞまさに能面というもの。

(話は変わりますが、天河神社というところも調べてみるとなかなか風情がある場所みたいです。いつかは行ってみたい。)

特別展が見ごたえがあるというのは、当然のことなのかもしれません。各所の名品を持ってきたわけですから。

ミホ・ミュージアムの本当の素晴らしさは、自らの所蔵品の展示にあります。シーズンによって展示替えをしているようで、現在の主な展示品はこのページで見ることができます。

どれも素晴らしいのですが、私が心奪われたのは、中国・漢の時代に作られた帯鈎(たいこう)です。

ようはベルトのバックル(留め金)なのですが、たて4cm・よこ8cmくらいのサイズで、金でできています。それはそれは細かい金細工がされ、龍をあしらい、(たぶん)ヒスイが埋め込まれています。

2千年の時代を超えて輝きを失わない金細工は、やはり素晴らしいと感じます。

所蔵品の展示場所は、言葉の使い方が多少宗教色を感じます。ミホ・ミュージアムの創立者は、宗教指導者であるので、そうなっているのでしょう。

3. スタッフの気配りがありがたい

個人的なエピソードなのですが、子どもが鼻を出してしまっていて、それに気づかずにいました。そうしたら、スタッフの人が、ティッシュをもって駆け寄ってきてくれたのです。

高級ホテルだったらありえるかもしれませんが、ひとり1,100円の入館料なのにこの心づかい。妻から伝え聞いたときは、とても驚きました。

そうかといって過度な接客がされるわけではありません。建物の中が居心地よく感じるのは、きれいに手入れされているからだけではなく、スタッフの人の動きが作り出しているのでしょう。

4. レストランの食事がおいしい

信楽に移動するためのバスの時間まで間があったので、レストランに入りました。レストランの中には、「秀明自然農法で作っている野菜がおいしい」と書いてあります。

食べる前は、「まあそうは言っても、普通の味なんでしょう。観光地価格なのは仕方ない」と思っていました。

パスタと、おにぎりを注文しました。

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一言で言ってしまえば、野菜の味が濃いのです。かみしめると甘みを感じる。キャベツ、たけのこ、どれも良いものでした。メインとなるパスタも、スーパーに売っているのとは違う良い味がします。

子ども用におにぎりを付けたのですが、あまり食べなかったので、二人で満腹になりました。それで3千円と少し。

外食をするなら、こういう経験ができる場所は最高です。

なお、私たちが利用したのは、午後2時半くらい。その時には、半分くらいのメニューが売り切れていました。お目当てのメニューがある場合は、先に食事を済ませたほうが良いでしょう。

美術館棟には、カフェもあるので、またの機会に使ってみたいです。

ミホ・ミュージアムへのアクセス方法

滋賀県大津市にある石山駅から、帝産バスに乗って行くのが手軽です。50分ほどで着きます。1時間に1本しかないので、事前に確認しておくべき。

(私は、地元に住んでいる妻の親戚に車で送ってもらいました。結婚するって素晴らしい。)

くねくね曲がる山道を車で進んでいくと、敷地にたどり着きます。ただし、駐車場で降りてすぐそこにあるのは、展示場所ではありません。

なお、冬や春先は、施設自体が閉じているので、要注意です。来年・2018年は、6月開館らしい。

2018/05/09

武田薬品工業がシャイアー社を買収した

武田薬品工業が、シャイアーを買収したということが、大きなニュースになっていました。

シャイアーってどんな会社?ってさっぱりイメージがわきません。

地域によって、発売している薬の種類が違いますが、日本では、血友病に関する薬を何種類か扱っているようです。(会社サイト) 患者さんが少ない病気の薬を作るのが得意な会社とのこと。

買収金額は、約6兆8千億円で、ソフトバンクがアームホールディングスを買収した時の金額の倍以上になります。(時事通信) 今回の買収は、圧倒的な額です。

製薬会社世界ランキングでみると、武田薬品工業は19位、シャイアーは20位と微妙な位置でした。研究開発費をどれくらい負担できるか、製薬会社にとっては、そのことが重要です。

この合併によって、売上高があがるだけではなく、より多額の研究開発費を支出することができるようになると考えられます。

ふるカフェ系 ハルさんの休日「静岡・掛川」昭和の昔にタイムスリップできる空間があります

今回ハルさんが訪れたのは、築50年の牛舎を生かしたカフェです。

店の名前は、Antique Cafe Road(アンティーク カフェ ロード)、住所は静岡県掛川市大野1776-7です。

今までのふるカフェは、電車から降りて歩けばたどり着くところが多かったですが、ここは、最寄りの掛川駅から10kmくらいあります。遠くて大変そう。どうやっていくのか気になります。

と思ったら、ハルさんは、ある人の車に乗って、お店の近くまで連れて行ってもらいました。

ハルさんが車で移動するなんて珍しい。掛川駅で、いつも持ち歩いている愛用のタブレットの充電が切れてしまいます。そこに、たまたまカフェの店主が通りがかり、タブレットを車で充電してもらいながら、近くの茶畑まで連れて行ってもらえたのです。

その茶畑から、めあてのカフェまでは歩いてすぐでした。

店を訪れた人がまず目にするのは、古いバイクにレトロな車。

お店は、もともは牛舎でしたから、天井が高くひろびろしています。C型鋼の柱、H型鋼の柱と、トタン板の壁、まさに昭和レトロを感じさせる。

店の中には、これまたレトロな雑貨が並んでいます。ずっしりと重そうな「かき氷製造機」、タイプライター。料理が運ばれるのを待つ時間も、いっそう楽しい。

お店の紹介記事がありました。こちら⇒巷で噂! 掛川の秘境カフェ「ロード」レトロな時代に思わずタイムスリップ?

今回ハルさんが注文したメニューは、牛ステーキのカレーです。掛川牛というブランド牛のサイコロステーキがごろごろしています。

もとは雑貨店・兼カメラ店をやっていたご主人の大場さんは、デジタル化が進んだので、カメラ店を閉じ、カフェを始めました。今まで集めてきたたくさんの古い雑貨を飾れる場所として、広い牛舎がぴったりだったのです。

この牛舎の中には、「カブ」専門のバイク修理店や、革製品のお店、遠州織物のお店などいろいろなお店が集まっています。そんなところは、ちょうどこの番組の川口の回で紹介したセンキヤに似ています。

最後に登場したのは、お茶農家さん。お茶を使った自家製パンを作っています。冷やし固めた茶葉ペーストを生地にはさんで焼き上げ、できあがり!

次回は、栃木・大田原のカフェです。

2018/05/08

たぬきの焼物で有名な町、信楽にすてきな図書館があった

ゴールデンウィークに、滋賀・京都・大阪と遊び歩いてきました。義実家への帰省を口実にして、ほとんど観光旅行です。

3泊4日の旅だったのですが、そのうちの1日は、滋賀県の南東をめぐりました。

もともとのお目当ては、ミホミュージアムや、「陶芸の森」という信楽焼を知るための公園です。それらの場所では、美しいものに触れることができただけではなく、滋賀の森林のきれいな空気を味わうことができました。

それはそれで、とてもよい経験をすることができたのです。しかし、印象深いできごとは、この後にありました。

陶芸の森から大津市に戻るために、電車で行こうと考えていました。電車の発車時刻は分かっていて、それに間に合うようにちゃんと現地を出発するつもりだったのです。

でも、「もうちょっといても大丈夫かな」という考えが頭をよぎり、出発をモタモタしてしまいました。そのせいで、予定の電車を逃してしまったのです。

次の便を調べてみると、どんなに試しても、早くて1時間半後。帰宅が8時頃になってしまいます。サーっと血の気が引きました。

なんとか気持ちを切り替えて、仕方ないと思いながら駅に向かいます。でも、その途中に図書館がありました。6時閉館だから1時間弱は楽しめると思い、入ってみます。

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あとでわかったことですが、ここは甲賀市図書館のうちの1つ、信楽図書館でした。

入ってすぐのところに、児童書のコーナーがかなり広く取ってあります。

館内を歩いてみると、「北村文庫、ぞくぞく増えています!」と書かれたボードが立ててあるのが見えます。次のように書いてありました。
 生前に信楽の図書館を利用してくださっていた北村昭三さんからいただいたたくさんの寄付金は、平成24年12月に「甲賀市図書館振興北村昭三基金」とし、甲賀市図書館の資料充実のために大切に使わせていただいています。
 今年度は、甲賀市の子どもたちの読書環境の充実と子育て支援を目的とした本をたくさん購入しています。
 市内各図書館で利用いただくとともに、移動図書館にも積んで小学校を巡回しています。
 「北村文庫」と書かれたシールが目印です。みなさまどんどんご利用ください!
この文章に合わせて、北村さんが愛用されていたチューリップ帽のイラストが添えられていました。

子どもの本が多いように感じたのも理由があったのです。

調べてみると、この基金ができあがる過程について書かれたブログ記事がありました。この基金についての条例へのリンクをはります。

入る前までは、田舎の図書館なんでしょうと思っていました。でも、実際に入ってみると、資料の充実ぶりに驚き、感動です。

信楽のまちを訪れたときは、ぜひ、この図書館にも立ち寄ってみて下さい。

2018/05/01

「仮想通貨交換業等に関する研究会」(第2回)の資料が掲載されているので見てみました

今年の4月10日に始まり、大きな話題を呼んだ「仮想通貨交換業等に関する研究会」ですが、その2回目が開催されたようです。

その研究会の資料として、消費者庁から、「仮想通貨に関連すると思われる消費生活相談の状況について」というものが提供されています。

前回の会議では、仮想通貨についてのおおまかな状況を確認していました。具体的には、現在、仮想通貨の取引がどれくらいの量になっているか、などです。

これに対して、今回は、消費者を守るためにどうすればよいかという視点で会議が行われたようです。

その中で、私が注目したのは、次のような相談事例です。
誤ってスマホ用仮想通貨取引のアプリを消去、パスワードも忘れ、自分のIDに接続できない。業者はメール対応のみで返信遅く不満。
やはり、こういう事例があるのだなと分かりました。

実は、自分も、PC用のパスワードを忘れてしまったのです。再設定しようと思い、ビットフライヤーに2回ほど問い合わせメールをしましたが、返事なし。

スマホアプリからはアクセスできるので、様子見していますが、やはり対応してもらうべきだなと思いました。

この記事は、以下のツイートを参考にしました。