わが家でも、子どもが好んで見ています。
朝の連ドラ「ひよっこ」を序盤で見るのをやめて、「おかあさんといっしょ」を見るようになりました。それから考えると、もう1年以上は見ているはずです。
その「おかあさんといっしょ」で「大きな古時計」の歌が流れました。すると、画面に釘付けになる子ども。
わが子は、もともと歌のコーナーが好きなのですが、クギ付けになっている感じがいつも以上で、ただ事ではない。
私が身支度をしながら、その様子を眺めていました。横目で見る感じでしたが、画面に吸い込まれるように見ているさまが伝わってきました。
帰って妻から話を聞くと、「大きな古時計」の歌をせがまれて、1時間くらい歌ってあげたとのこと。それを聞いて、やっぱり気に入ったのかと思ったのでした。
「大きな古時計」の歌詞は、「100歳生きたおじいさんが天国に旅立った後、時計も止まってしまった」というものです。
ヘンリー・クレー・ワーク氏によって、1876年に発表され、アメリカで楽譜が100万部以上売れたらしい。現在よく知られている日本語の歌詞は、1962年にNHKのテレビ番組『みんなのうた』で、保富康午の訳詞によって「大きな古時計」として放送されたもの。(Wikipedia)子どもが、どこまで内容を理解したのかはわかりませんが、何かを感じて心が動いたのは間違いない。
今回のできごとで、「悲しい」という感情がわかる土台が、子どもの中にできているのかなと思いました。
今までは、悲しい話の絵本を読み聞かせることはありませんでした。また、読んであげても、意味がわからないのではないかと思っていました。
でも、これからは悲しい話の絵本も読み聞かせてみよう、と考えるようになったのです。