2016/01/13

文章にいくらお金を払いますか?

さいきん、文章の有料化の波が押し寄せています。

1. 無料化の具体例

流行りは note とか シナプス とかでしょうか。

noteはどのようなものかというと
noteは、だれでも作品を投稿して、クリエイターになることが
できるサイトです。文章、画像、音声、動画など、さまざまな
形式の作品を、かんたんに投稿できて多くの人に見てもらう
ことができます。
自分の文章などを、記事1本から、売ることができるのが特徴です。

また、シナプスとは、オンラインサロンプラットフォームです。
サロンと聞くと近代ヨーロッパを思い浮かべますが、
サロンの形は、ファンクラブ、私塾、コミュニティプラット
フォームまで様々。 娯楽性と双方向性の高い、
新時代の体験型コンテンツ消費の場です。
より閉じた形で、利用者の交流を深めているらしい。


2. お金を払いたい文章

よく考えたら、有料化は今に始まったわけではなく、
少し前は、メールマガジンが流行したのでした。

ただ、消費者である私にとっては、メールマガジンは、しっくり
きませんでした。
購入しても、しばらくすると、メールボックスにたまるだけで、
結局、結婚を機にやめてしまったのです。

例えば、isologue は、ブログ時代には、すごく夢中になって読んで
いました。
でも、メルマガとして毎週定期的に送られてくると、読みたいという
モチベーションが下がった気がします。

イケダハヤト氏も、最近読み始めたのですが、noteへの移行が
進んで、がっかりです。

私の、最近の文章へのお金の使い方は、


  • マニュアル的なもの → アマゾンのキンドルで購入
  • 昔から好きなマンガ → 本は処分し、改めてキンドルで購入
  • 小説 → 紙の本で手にする(図書館の利用が多い)
  • 問題集 → 紙の本で買う


無料部分がおざなりな、ブログが増えていく中で、
ちきりん氏が、ブログを無料で提供することの意義を、高らかに
宣言しているので、今後も期待大です。

2016/01/11

3つのステップで人の心を動かす文章を書く方法

このブログを書き始めてから、これで約50件目になります。

1日1投稿を目指してきましたが、ちょっと息切れ気味。

理由は、わりとはっきりしています。
私自身が、自分の書く文章に魅力を感じていないからです。
例えていうなら、ハイビジョンテレビではなく、白黒テレビみたいな
味気のなさ。

また、総務省の2009年の調査によると、ブログを始めた人の
半分以上は、月に数本の記事を書いて、1年もしないうちに
やめている傾向があります。

つまり、あわせて数十個の記事を書いてやめる人が多いという
こと。
私の今の記事数は、ちょうど壁になっているのかもしれません。

そこで、私と同じように、文章で悩んでる人のためにも、
文章力アップのコツをまとめてみます。

1. 特定の「ある人」に語りかけるように

まずは、ネットで検索してみました。すると、
特定の相手を思い浮かべて、その人に語りかけるように
するとうまくいく
みたいなことが、書かれています。
短い文例も載ってたりします。
それを見ると、確かにこの手法で、臨場感や勢いのある文を書ける
というのは分かります。

ただし、これだけでは、文章の一部を光らせることはできても、
まとまりのある文章を作るのは難しいと感じました。

2. 人の心を動かす文章術

そこで、さらに調べてみると、「人の心を動かす文章術」(樋口裕一著)
という、まさに私が知りたいことそのものを書いた本がありました。

急いで、さいたま市の図書館で入手します。
(amazonでも中古しかない模様。)
(なお、「大人のための文章道場」というタイトルで文庫化されています。)

この本によれば、人の心を動かす文章は、テクニックを向上させる
ことによって作れるとのことです。
そのテクニックは何か、要点を具体的にあげてみます。

文章の型を知る

まずは、文章には型があることを理解します。
型にあてはめるから窮屈になるわけではなく、むしろ、まとまりが生まれ、
読みやすい文章ができるというのです。

型というのは、「起承転結」ということです。
ありふれた方法ですが、これが読みやすい文章を生むとのこと。
筆者は、現代風に、「予告→エピソード→展開→まとめ」と言い換え
ています。

くわしく説明すると、次のようになります。
予告・・・書きたいテーマについてイメージした出来事の予告
エピソード・・・出来事を動きのある場面として具体的に語る
展開・・・エピソードに書いた内容から考えたことを詳しく書く
まとめ・・・全体のまとめ

テーマを作るときのポイント

筆者は、「テーマがあってこそ、読み手は文章に感情移入できる」
そして、「テーマがあることで、文章全体にまとまりができる」
といいます。

それでは、テーマはどのように立てればいいのでしょうか。
筆者によれば、
・テーマには、普遍性を持たせることで、読者の共感を呼ぶ
・ただし、まずテーマを決めてから書くべき、というわけではない
 (文章を書きすすめるなかで、テーマを決めてもよい)
とのことです。

どのようにエピソードから文章を展開させるか

テーマが立派なものであっても、そこからありきたりな結論や
道徳的な教訓を導いただけでは、読者がしらけてしまいます。

そこで、筆者は、次の点を強調します。
・読み手とは異なる意見や根拠を示すことが重要である
・結論を道徳的なものにしない。
 全員に同意されることを目指さず、自分の立場をはっきりさせる

3. 自分の考えをどのように持つか 

文章術について書かれた本を読んでも、自分の考えを打ち出す方法論に
ついては、書いてありませんでした。
すでに対立意見が出そろっている問題については、
私も、カンタンに自説を持つことができます。

でも、それでは、人の答えをなぞっただけで、自分の考えとは
言えないですよね。

それでは、明確な対立意見がない問題について、どのように自分の
考えや切り口を持つことができるのでしょうか。
それこそ、「自分の頭で考えなさい」と言われそうですが、やっぱり
ネット頼りで手がかりを探してみました。

目標をたてて試行錯誤する

1つの方法は、こちらから引用

(1) 目標を設定して、試行錯誤する。試す前にあきらめない
(2) 試したあらゆる手段はほぼ全て失敗すると思え
(3) 目標は思いついた時点で成功すると思え
この3段階のプロセスをへて、自分の頭で考える姿勢が身につくと
述べています。

このプロセスを説明するために、筆者が使う題材は、
男性が女性をデートに誘う話です。
どうしたら上手く誘えるでしょうか。

例えば映画に誘おうとして「映画は苦手」と言われただけで、
デートに誘うことを断念してしまったら・・・。
そんなに早く考えることをあきらめていいの?という説明は、
恋愛能力が低い私にとって、身につまされるものでした。

自分の考えを言語化する

2つめの方法は、こちらから引用
 「自分の考えがない」という人は考えたことを
言語化していないだけかもしれない
自分で考えたというためには、自分の価値判断基準を明確にすることが
大切である。この力を身に付けるためには、例えばブログに自分の考えを
書き留めるなどして、反復練習を重ね、身に付けるのが良い。

筆者は、以上のように述べます。
長年のブログ活動によって、考えたことを言葉にすることの大切さを
説いています。

継続して反復練習することの大切さ

結論としては、人の心を動かす文章を書くためには、日ごろからものごとを
言葉で考え、その過程を書き留めていくしかない、
近道なんかは存在しない、という話でした。

結論自体は、ありきたりなものに落ち着いたようにも見えます。
ただ、私にとっては、ここまで突き詰めて考え、
大切なエッセンスを取り出すことができたのは、大きな成果でした。

おりにふれて、この成果を生かしていきたいです。

2016/01/05

ポイントカードを手始めにマイナンバーの活用計画が確実に進んでいる件

Yahoo!ニュースを見ていたら、

マイナンバー制度 カード活用の検討チーム発足へ

とのこと。

この前、「消費税をマイナンバーカードを使って還付する」
という案がつぶれてしまったので、マイナンバーのことは
あまり気にしていなかったのですが。

マイナンバー制度利活用推進ロードマップ(案)

この計画に基づいて、着々と動いていることをいまさらながら
知りました。

マイナンバーを通じて、個人情報を把握されるのは
あまりいい気持にはなりません。

ただ、正確な収入・資産が把握できて、公平な課税が
実現すると聞かされると、サラリーマンとしては、
反対する理由が薄れる気がします。

いずれにせよ、マイナンバー発行枚数の目標は、
平成28年度末には1,000万枚、31年度末には8,700万枚
とされているそうです。

これを聞くと、相当急速に、カードの所持を半ば強制するように
進んでいくのだろうと思われます。

マイナンバーの制度概要・メリット・デメリットが、
このサイトに凝縮されています。

オイコノミア「人生が豊かに!?副業の経済学」

今回は、副業について、経済学の側面から考えてみます。

冒頭では、「どんな副業をしてみたいか」についての
街頭アンケートが紹介されます。

1. 副業している人は、どのくらいいるのでしょうか

紹介されたデータでは、2011年の時点で、約2割の人が
副業をしているとのことです。

この数字は、結構多いなと、私は感じました。
それでも、2009年の時点では、3割の人が副業をしており、
2011年よりもさらに高い数字です。

なお、副業の収入は、1~3万円が、全体の6割を占めています。


ここで、ゲストに、高田延彦氏が登場します。

氏は、大皿料理やジンギスカン料理の店を手掛けたものの
失敗してしまいました。

失敗した理由としては、(1) 副業として手掛けるには重い事業だった
(2) 本業に悪影響が生じてしまった と振り返っていました。

2. どのようなものが副業として適しているのでしょう

カンタンな方法として、次の4項目について、チェックして、
判定するやり方があります。

(1) 何を
(2) なぜ
(3) いつ
(4) どこで

副業に興味がある人は、試してみてください。

私の場合は、(1) ブログを (2) 文章力アップとおこづかいのために 
(3) 仕事が終わったら (4) 自宅で となりました。
といっても、現時点ではブログの収入なんて無いのですが(笑)

これをチェックすることで、なぜやるかの目的をはっきりさせることが
でき、副業選びの失敗を防ぐことができます。

番組では、副業をカンタンに始められるウェブサービスとして、
ココナラが紹介されました。

3. 副業の経済学的な意味について考えます

副業を経済学的な面でとらえると、どのような役割があるのでしょうか。

副業は、「リスクを分散させる投資」だといえます。

これは、どのような意味でしょうか。

まず、経済学において、リスクとは、「結果にバラツキがあること」
を指します。
つまり、ある事柄がどのような結果になるかが確実ではない
という状態のことです。

副業で考えてみると、例えば、コンビニのバイトであれば、
○○円の時給を手にできるという結果になるのが確実だと
言えます。
一方、飲食店経営であれば、いくらのもうけを手にできるかは
確実ではありません。

経済学的な面では、コンビニのバイトは、リスクが小さく、
飲食店の経営はリスクが大きいといえます。

そこで、本業のリスクが大きい場合には、リスクの小さい副業を行う、
本業のリスクが小さい場合には、リスクの大きな副業を行う
といったように組み合わせて、
リスクを分散させて、安定した利益を得ることが考えられます。

4. 副業の法律的な面

最後に、副業の法律的な側面について考えてみます。
番組では、安藤先生の双子で弁護士をしている圓道至剛氏が登場しました。
ひげの有る無しは違うものの、顔と体型がそっくりです。

副業は、会社によっては、就業規則で制限されていることがあります。

番組では、就業規則で副業禁止とされていても、年に1, 2回の副業であれば
認められるとされた例や、
副業として数時間の深夜労働をしたために解雇された例が
紹介されました。

副業禁止が認められる例・認められない例として