2016/01/23

やっぱり生で見ると興奮する@両国国技館初場所14日目

妻が、「一度は相撲をこの目で見てみたい」というので、
チケットをとって行ってみました。

1. 相撲の思い出

私にとって、相撲とは、幼いころにテレビ・ラジオをとおして
夢中になったものです。

まずは、細身でスラっとした姿にひかれて、若島津
(現・12代二所ノ関)の大ファンになり、

その引退後には、力強さの「とりこ」になって
千代の富士(九重親方)が好きになりました。

千代の富士の引退後は、特に思い入れをもつ力士も
おらず、横眼でながめる程度です。

2. 一度は生で見るべきもの

さて、舞台は両国。

会場内に入ってみると、一気に非日常の空間にきたという
気持ちで、高まります。

座席の外側には、売店が並んでいて、まるで
野球場にきたような気分です。
通路にまで、響きわたる歓声。

そして、座席へのゲートをくぐると、あの土俵が
目に飛び込んできました。

私がとった席は、2階イスC席という、もっとも遠い場所でしたが
土俵との距離をさほど感じません。

この位置からは、力士は、肉眼では小さくしか見えません。
しかし、観客と土俵との一体感のおかげで、
そのことを意識せずに、土俵での躍動を楽しむことが
できるのです。

この感覚は、テレビを見ているだけでは
味わえないものでしょう。

今日の取り組みは、物言いをつくものが多く
(見た取り組みのうち半分くらい)
そのことも、夢中になってみられた理由のひとつです。

お目当ての試合は、まずは、琴奨菊戦。

一気の押し出しで、試合が決まりました。
割れんばかりの歓声に会場が包まれ、熱気はこれ以上なく
高まります。

そして、白鵬 対 稀勢の里。

横綱相撲を期待していたのですが、ちょっとガッカリするほど
あっさりと、白鵬が押し出されて負け。

会場は、大盛り上がりです。
座布団が飛び交います。
投げないでっていうアナウンスがあったのに。

明日は千秋楽。
久しぶりの日本人力士の優勝に向けて、
みんなの期待が高まります。

3. また見に行きたいな

今日は、時間を見誤って鎌倉へ立ち寄ってから国技館に
きたので、会場に入ったのは、5時ころになってしまいました。
けっきょく10取り組みも見られなかったのが
心残りです。

また、いつか見にきたいという思いを胸に
人の波にもまれながら、帰路につきました。

2016/01/21

保冷剤を捨ててしまうなんてもったいない。その活用術

いろいろなところで、もらえる保冷剤。
持てあましている人も多いかもしれませんが、
うちでは、大活躍しています。

冷蔵庫には、「製氷機能」がついていて、かってに氷が
生み出されるものがあります。

家の冷蔵庫も、そんなタイプです。
しかし、いつのまにか、四角いきれいな氷を作れない
ようになってしまいました。

そこで、保冷材の出番です。

1. 頭痛がするとき

妻が、ときおりひどい頭痛に悩まされていました。

  • しばらく寝ても、あまり症状は変わらない
  • コーヒーを飲んでも、効かない

そんなとき、こういったサイトに、「冷やすといい」と書いて
あったので、保冷剤で試してました。
方法は、保冷剤を手にして、額や首筋に当てるだけ。

すると、1時間もしないうちに、ひどい痛みが、スッと軽く
なってしまったのです。

おなじ部位に当て続けすぎると、凍傷になるかもなので、
こまめに当てる場所を変えたほうが良いでしょう。

2. 解凍するとき

「冷凍食品が、うまく解凍できない」と思ったことはありませんか。

調べてみると、NHKの「ためしてガッテン」で、氷水にひたして
解凍する方法が紹介されています。

解凍したい食材をジップロックに入れ、氷水の中に1時間ほど
浮かべるだけです。
氷水の温度が、解凍するのにちょうど良いらしい。

この方法のためにわざわざ氷を作るのも手間ですから、
氷の代わりに保冷剤を使ってみてはどうでしょうか。

私は、きのう、この方法で、冷凍シメサバをちゃんと解凍
することができました。

2016/01/19

スマップ存続?

フジテレビでやっているスマスマで、スマップのメンバーから、
脱退騒動についての報告があったようですね。

脱退の話があってから、きのうまでの報道のなりゆきを
思い出してみました。
  • スマップから木村拓哉以外の4人が脱退するかも
  • 辞めないでというファンからの声
  • 政治家からも、脱退しないでほしいという話があるとの報道
  • スマスマで、メンバーからのコメントを生放送するとの話

脱退報道を初めて聞いた時には、私は、脱退が本当に実現する
可能性も半分くらいあるのかも、と思っていました。

しかし、その後、「メンバーからのコメント生放送」が発表される
まで、あまりにも短い時間で進んでいきました。
それをみるにつけ、初めから筋道はついていたのだなと
思いいたりました。

いやな予感がして、きのうはスマスマの生放送は見ずに、
NHKのプロフェッショナルを見ていました。
どうやら正解だったようです。

「メンバーに対する見せしめ」とも言われる放送を見たら
気を失って倒れてしまったかも。
いつも愛用しているこのまとめサイトで見て、状況をつかみました。

これがメンバー4人の決断なのでしょうから、とやかく言っても
仕方ない。
私としては、きのうでスマップは事実上、解散したのだな
ということで無理やり納得したいと思います。

2016/01/18

玉三郎の花魁は健在です@1月大歌舞伎

今月の歌舞伎座は、壽初春大歌舞伎ということで、
会場も華やかな雰囲気につつまれています。












夜の部に行ったので、演目は、次のとおりでした。

  1. 猩々
  2. 秀山十種の内 二条城の清正
  3. 玩辞楼十二曲の内 廓文章 -吉田屋-
  4. 雪暮夜入谷畦道 -直侍-

「二条城の清正」で、松本幸四郎とその孫の金太郎が
共演していて、
金太郎は10歳なのに、けっこうな長ぜりふをよどみなく
こなしていて立派だったとか、

書きたいことは、いろいろある中で、特筆すべきは
やっぱり玉三郎です。

1. 廓文章 -吉田屋- あらすじ

今回、玉三郎は、くるわぶんしょう(通称「吉田屋」)に、
花魁(おいらん)の「夕霧」役で出演しています。
おいらんとは、吉原遊廓の遊女の中で地位が高い人です。

まず、この話のあらすじを紹介します。引用元はこちら
遊びざんまいの結果、親から勘当を受けた伊左衛門
(いざえもん)は、みすぼらしい姿で、久しぶりに
恋人の夕霧(ゆうぎり)のいる吉田屋を訪ねます。
夕霧は他の客の相手をした後、やっと伊左衛門のもとに
やってきますが、伊左衛門は嫉妬して夕霧をののしります。
やがて勘当がゆるされたという知らせとともに千両箱が届き、
伊左衛門は夕霧を身請け(みうけ)します。

 2. 玉三郎の花魁すがた

この物語のクライマックスは、久しぶりに会った伊左衛門と
夕霧が、座敷の中で、追いつ追われつしながら、
いちゃいちゃする場面です。

玉三郎の夕霧(引用元)















この作品では、義太夫・清元といった、三味線・朗読部隊が
大活躍します。話のスジは、彼らによって語られます。
そのため、主人公たちのセリフは最小限にとどめられて
いるのです。

そのおかげで、伊左衛門の「やさ男」っぷり、そして、夕霧の
気品がきわだちます。

今回見た玉三郎の夕霧は、豪華絢爛な衣装で、正月の
演目らしい華やかさをいろどっています。

もちろん、玉三郎の体の反らしかた、身のこなしによって、
花魁としての、優美さ、気品が舞台の上であふれていて、
夢の世界にひきこまれてしまいました。

思えば、祖母といっしょに、私が二十年近く前に歌舞伎を
見はじめたとき、玉三郎の花魁すがたのとりこになって
しまったのです。

今回の舞台で、そんな思い出がよみがえってきました。

正直、玉三郎のセリフ回しには衰えを感じてしまう今日このごろ。
しかし、天女を思わせるような立ち姿は変わらぬ気品を
たたえているのでした。