2016/05/11

ふるカフェ系 ハルさんの休日「横浜市 中山」

今日おとずれたのは、築60年で、庭付き一戸建て暮らしが味わえるカフェです。
そのカフェは、横浜市の中山にありました。

坂を上がったところにある「753cafe」(横浜市緑区中山町21−10)
大きい窓からは、部屋の中までたっぷり日差しが入り、部屋の中にいてもまるで外にいるような開放感を味わうことができます。

お店のメニューで、まず紹介するのは、新鮮な自家製野菜を使って作る「水キムチのドリンク」。水キムチとは、唐辛子を使っていない辛くないキムチです。

中山は、緑地の面積が大きく、家庭菜園も盛んだとか。「753cafe」では、自家製の野菜をいただくことができます。

中山周辺は1960年代に多くの一軒家が建てられたのですが、1990年代には、手放す人が増え、空き家が目立つようになったのです。今の大家さんは、そのような家を無くすのは惜しいと思って建物を買い取りました。「753cafe」は、そんな建物にオープンしました。

緑区というだけあって、豊かな自然を街づくりに生かしている場所なんだな、という印象を持ちました。


次回は、足袋の町・行田市の蔵カフェです。

グルテンフリーでもスイーツを楽しみたいあなたのために「米粉のフィナンシェ」 レシピ公開

グルテンフリーの生活をはじめて2週間、ケーキ大好きだった私も、フルーツを良く食べるようになりました。フルーツに含まれる糖分のほうが、お菓子の糖分よりも血糖値があがりづらく、健康に良いそうです。

とはいえ、まったくお菓子を食べたくない、というわけではありません。

ところが、売っているお菓子は、小麦粉を含むものがほとんどです。そこで、いろいろと手作りに挑戦してみました。

そのなかで、もっとも上手くできたのは、「米粉のフィナンシェ」です。私は、フィナンシェというものをはじめて作ったのですが、しっとりもちもちの食感で、最高の仕上がりでした。フィナンシェを知らない人のためにどういうものかを説明すると、だいたいマドレーヌのようなものです。

マドレーヌとの違いは、
  • 卵白だけを使い、黄身は使わない
  • アーモンドパウダーを使う
  • 焦がしバターを使う
そのため、香ばしい風味と、しっとりした食感が特徴的です。

材料は、
  • 無塩バター 100グラム
  • 卵白 100グラム(常温にもどしておく。卵3、4個分)
  • てんさい糖 100グラム(白砂糖より血糖値が上がりにくい
  • はちみつ 20グラム
  • アーモンドプードル 40グラム
  • 米粉 40グラム(小麦粉を使わないのがグルテンフリー)
作り方は、
  1. 焦がしバターを作ります。なべにバター100グラムを入れて、中火にかけ、焦がします。これをこして、冷ますと、こんな感じにできます。(陶器でできたコーヒーのドリッパーにフィルターをのせて、焦がしバターを注ぐだけ。) 写真左がこした後。右はフィルターにたまったカスです。
     

  2. 卵白を泡だて器でほぐし、てんさい糖とはちみつを加えてよく回し混ぜます。卵白はほぐすだけで良く、泡立てる必要がないので、かんたんです。

  3. アーモンドプードルと米粉は混ぜ合わせて、ふるいにかけます。ふるいにかけた後に、前の手順2でできた液の中に粉類を入れ、混ぜ合わせます。さらに、焦がしバターを入れ、混ぜます。よく混ぜるとこんな感じになります。













あとは、型に入れて、200℃のオーブンで15~20分間、焼くだけです。
「フィナンシェ型」というものも売っていますが、わたしはパウンド型で作りました。
できあがりがこちら。

 

レシピは、「よくわかるお菓子づくり基礎の基礎」(柴田書店)を参考にしました。

小麦粉の代わりに、米粉を使います。ですから、小麦粉のグルテンのおかげで生まれる「ふんわりふわふわ」という食感は、難しいです。かわりに、「しっとりもちもち」の食感が楽しめるというわけです。

アーモンドプードルの量が多く、つまり、米粉を少ししか使わず、しっとり感を楽しむお菓子であれば、フィナンシェの他にもおいしく作れそうです。

ではでは。

2016/05/07

グルテンフリーの生活を始めてみた結果。腸の調子がよくなった

あなたは、グルテンフリーという言葉をごぞんじですか。グルテンフリー生活を始めて、2週間足らずですが、私にとってかなり効果があったので、書いてみます。

1.グルテンフリーとは、どういうもの?

まず、グルテンとは、何かというと、
グルテン (gluten) は、小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種。麺類やパンなど、小麦加工品を作る上で弾性や柔軟性を決定し、膨張を助ける重要な要素となっている。(wikipediaより)
つまりグルテンフリーとは、小麦粉など、グルテンを含む食べ物を食べないということです。

グルテンフリーについて書かれた本として「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という本があります。現在、男子テニス会で圧倒的なトップのジョコビッチ選手。以前の彼は、ものすごい努力をしてもフェデラーやナダルに及ばずに、なかなかトップを取れず、そのうえ、たびたび体調不良に悩まされたそうです。でも、グルテンフリーの食生活にしてから、見違えるように体調が良くなり、ついにトップの座を手にすることができたのです。

妻が読んでいたこの本を見て、「ジョコビッチがものすごい成果を挙げた」という実績に心が動かされました。そして、私もちょっと試してみようという気になりました。

2.グルテンフリーって何を食べればいいの?

グルテンフリーをつづけるためには、食事のメニューを考える必要があります。
何しろ、グルテンフリーを実行するためには、パン、パスタ、ピザ、うどん、ケーキ、クッキー、こういった食べ物は避けなければなりません。小麦を使った練り物・揚げ物もNGです。

日本には、米食の文化があるので、炊いたご飯を中心にすれば、グルテンフリーの第一歩が踏み出せます。そして、お昼ごはんは弁当を持参するようにしたほうがいいでしょう。ある意味、弁当をもっていく習慣があれば、グルテンフリーはかんたんにできます。私は、朝ごはんはパン食だったので、白米に切り替えました。

3.グルテンフリーをするとどんな良いことがあるの?

小麦粉をとることで、アレルギー反応を起こすことがあります。もっともひどい症状は、セリアック病と呼ばれ、主な症状として、肥満、慢性の下痢、疲労感などがあります。

セリアック病のようなひどい症状にならなくても、多くの人が「グルテン不耐症」をもっているといわれています。体が重かったり、疲れやすかったりといった症状は、「ただの体質だからしかたない」と思い込みがちですが、「グルテン不耐症」の表れなのかもしれません。

私の場合は、だいぶ前から、便が柔らかく、平均して毎日2回、多いときには3回排便をしていました。体質だから仕方ないと考えていましたが、グルテンフリーにしてからは、毎日1回ですむようになったのです。

また、胃もたれして動きたくない、とか、頭が回らないということも無くなりました。食べ終わった後は、きちんと満腹になるけれど、しばらくするとお腹がすき、次の食事もおいしく食べられます。

このような結果が出せたので、私にとっては「やって良かったグルテンフリー」と断言できます。

もちろん、現在の症状は人それぞれで、グルテンフリーにした結果も人によってさまざまに異なるはずです。「グルテンフリーをすれば、必ずこんな良いことがある」という訳ではありません。食事を変えることによって自分の体がどのように変わっていくかを見つめ、食生活を見直してみる、そのきっかけを作るのがグルテンフリーなのです。

4.グルテンフリーを続けていくためには

グルテンフリーを続けていくうえで、ひとつ大変なところは、白米ばかり続くとあきやすいというところです。かりに、毎日毎日3食ともすべて白米だと、あきてしまいます。 現代の日本人が、米から小麦へ、ご飯からパンにシフトしていったのも仕方ない。

 グルテンフリーを続けるうえでは、白米以外のバリエーションも考えておきましょう。 クックパッドなどで探せば、いろいろメニューが出てきます。私が、もっともリピートしているのは、高野豆腐を戻してスライスし、トーストするものです。ジャムなどの甘いものとの相性は良くありませんが、惣菜パンの代わりとしてなら、わりと美味しいです。 価格が手ごろなのも良いです。

益子の雑貨店で目にしたのが、モロヘイヤ入りパスタ。多少、うどんみたいな食感ですが、モチモチして美味です。ただし、250グラムで400円以上と、主食としては高めの値段です。

小麦粉の入っていない蕎麦も、風味が豊かで楽しめます。ただし、炭水化物を含んでいません。そのため私は、昼に食べるとエネルギー不足を感じてしまいます。

ジョコビッチのようなお金持ちならともかく、食費をそれなりの額に抑えておくことも、グルテンフリーを続けるために大切なことなのです。

5.どうする甘い食べ物

グルテンフリーをやせるためのダイエットとして行うならば、糖分を控えることも必要です。なぜなら、糖分をとると、血糖値が急上昇し、それを抑えようとしてインスリンが出ることで、脂肪をためこみやすくなるからです。参照サイト

とはいえ、糖分が足りなければ、頭の動きがにぶってやる気が出なかったり、逆効果になることも。そこで、ほどよい糖分をとることは必要です。(ただし、糖分の取りすぎは要注意。ひみつ堂で、甘いカキ氷を食べたら、ひどく眠くなってしまいました。)

はちみつをなめて終わりというのでは、物足りないので、グルテンフリーの甘い食べ物をいろいろ作ってみました。おすすめできるレシピは、こちら。米粉で作るフィナンシェです。

2016/05/04

ふるカフェ系 ハルさんの休日「東京都 青梅」

この番組を見はじめて4回目、やっと、私でも何とか行けそうな場所が取り上げられました。

東京都は、青梅市。今までは、奥多摩へ登山へ行くときに通過するだけで、駅を降りたことはありませんが。最近、パワースポットとして人気を集めているそうです。

町中に並ぶのは、レトロな映画宣伝看板。そんな町中を抜けてたどり着くのが、今回紹介する繭蔵(まゆぐら)。住所は、青梅市西分町3丁目127。

建物の外壁は、大谷石でできています。

内装は、あまり間仕切りのない感じで、広々とした空間が広がります。
玄関に敷かれているのは、1枚づつ焼いて作られた色とりどりのタイル。
上を見上げると、茶色く重厚な梁(はり)が空間にメリハリを生み出しているのです。

2階の天井は、洋小屋組。

メニューには、野菜をふんだんに使ったものが並びます。
番組で取り上げたのは、ブラックベリースムージー。私が葉山のカフェに行った時も、ベリーのスムージーがあったし、今のブームなんですね。

青梅という地名からは、多くの梅の木が並んでいる様子を想像します。ですが、プラムボックスウイルスという梅の伝染病が大流行したために、3万本あった梅が全部切られてしまったそうです。そこで、野菜を植えて町おこしをしているとか。

コースターに使われているのは、青梅夜具地(おうめ・やぐじ)という布です。夜具地とは、ようするに、布団の綿のカバー。半世紀前の青梅では、その生産が盛んで町も大いに活気があったのです。その記憶を今に伝えるものとして、コースターとして使われています。

青梅の街にも、こんなにもいろいろな歴史があると知って、興味がかきたてられました。


次回は、横浜の郊外にある平屋のカフェを訪ねます。記事はこちら