2016/06/15

ふるカフェ系 ハルさんの休日「千葉県 金谷」

今回の放送は、過去の放送したものの再放送。テーマソングも今とは違っています。当時、私はまだこの番組のことを知らず、見ていなかったので、楽しみです。

ハルさんは、目的のカフェを発見。トタン屋根はどこかで見たような傾斜。

庭には、なぜかコーヒー豆が、ばらまかれています。

その店の名前は、「カフェえどもんず」。住所は、富津市金谷2185−2 合掌館内。

カウンターの周りには、エスプレッソマシーンなど、コーヒーをいれるための機材がところ狭しと並んでいて、さながら実験室のよう。機材をながめるだけでも楽しそうです。

2階に上がると、屋根裏を見ることができます。そして、この建物が合掌造りであることが分かります。

なぜ、雪国特有の合掌造りが千葉県なんかにあるのか? この建物は、ダムの底に沈む予定でした。しかし、どうしても保存したいという飛騨の人の熱い思いにより、ここに移築されたのです。

お店のイチ押しは、アジフライバーガー。ジューシーでサクサクのアジフライとパンの相性は絶妙です。金谷のアジは、黄金アジと呼ばれているそう。体が黄金色に輝くところから付けられた名前です。

金谷は、かつて、鋸山から切り出した石材業で栄えました。その名残りをとどめるかのように、今は、石を使ってアート作品を生み出す人たちが集まっているのです。


次回は、茂原(もばら)のカフェ。木材に手を加えれば手を加えるほど深みが増していく。そんな魅力を感じるカフェです。

2016/06/10

引越し前夜

明日は、いよいよ引越しです。

私は、生後まもなく、今住んでいるアパートにやって来ました。それから、約40年のあいだ、同じ建物の中で、2度部屋を変わっただけです。

トラックで荷物をせっせと運ぶという意味の引越しは、初めてのできごとになります。

引越しが決まってから、こまめに荷造りをしてきたつもりですが、いざ前日となると、やるべき荷造りが次々と押し寄せてきます。まあ、ブログをかけるくらいだから、山場は越えたのかも。

ではでは。

2016/06/09

ふるカフェ系 ハルさんの休日「山梨 甲州」 西東京から山梨ってすぐ近く。

本日おとずれたのは、ワインづくりで有名な甲州市。
目指すお店は、築300年の旅館を改装した喫茶店です。カフェとなった今でも、泊まれるカフェとして人気を集めています。

店の名前は、大黒屋・サンガムcafe。住所は、山梨県甲州市大和町日影49。
ススで真っ黒になった柱が、300年の歴史を感じさせる、重厚な落ち着いたカフェです。

この場所は、古くは駒飼宿(こまかいじゅく)と呼ばれ、養蚕が盛んな地区でした。養蚕とは、繭をとるためにカイコを飼うこと。このカフェは2階にも席がありますが、そこには、かつて養蚕で使われていた、繭から糸をつむぐ機械が展示してあったりします。

山梨では、増えすぎたシカを減らすために、食用にすることがすすめられています。お店では、シカ肉のカレーも食べることができるのです。

なぜカレーが売りかといえば、店主の吉田和江さんは、東京都・国立市でカレー屋を開いていたから。国立駅の北口で、「サンガム」というお店を経営していたそうです。国立のお店についてのレポートはこちら

吉田さんが甲州に移住してきたことを取り上げた記事もあります。こちら

甲州では、ワインづくりの里らしく、ブドウの新芽というものも食べられているそうです。ブドウの新芽は摘むとすぐしなびてしまうから、まさしく地元だけの味。天ぷらにして食べると、ほどよい苦みが味わえるそう。

甲州勝沼の隠れた名物が、朝市です。ごくごく少人数で始め、初めは、農産物の販売に限っていたためか、人がなかなか集まらなかったそうです。いろんな種類の店を出せるようにしたところ、どんどんと店も人も集まるようになったのでした。

朝市は、毎月第一日曜日にやっているとのこと。(1月は除く) このカフェとあわせて、いつか、行ってみたいものです。

2016/06/01

ふるカフェ系 ハルさんの休日「長野 下諏訪」 自転車と温泉の組み合わせから生まれるもの

まずは、番組の主役である渡部豪太さんが結婚されたとのこと、おめでとうございます。姉さん女房なのですね。

さて、そんな渡部豪太さんが演じるハルさんが降り立ったのは、諏訪湖の近く。諏訪湖は、長野の宝石ともいうべき、豊かな水をたたえる湖です。今日おとずれたのは、諏訪湖の北にある下諏訪町のふるカフェです。

この前の週末に、私は、隣りにある長野県・岡谷市に行ってきたばかりでした。時間があれば立ち寄りたかった。

今日のふるカフェは、下諏訪の湯田町にある、築100年・サイクリストをいやす宿場町カフェです。その名は、「タロウ珈琲弐号店」。住所は、諏訪郡下諏訪町湯田町3447。

店の正面は、縦繁格子(たてしげこうし)の風格が目を引きます。

店の中に、自転車ラックや空気入れがあり、サイクリストにやさしい設計です。建物の中に入ると、細い廊下の空間が続きます。格調高い雰囲気が素晴らしい。

メニューには、熱燗におでん、ビールなど居酒屋メニューが並んでいますが、れっきとしたカフェです。

ハルさんが注文したのは、カリンジュースと納豆そば。付け合わせで出されたのは鹿肉の煮つけ。諏訪地方では、シカ肉を食べることは、「鹿食免(かじきめん)」と呼んで奨励された、という歴史があります。江戸時代は肉食が禁止されていましたが、諏訪地方は食料も乏しく、シカ肉を食べることが許されていた、というわけです。

下諏訪は、中山道の唯一の温泉街として栄えました。今回のカフェは、そんな温泉街の中の置屋だったところを改装して開かれたのです。

カフェのオーナー夫妻は、自転車を通して知り合い結婚したほどの自転車好き。スワンアスロンという大会を主催しています。トライアスロンは、自転車・ラン(長距離走)・水泳の組み合わせですが、スワンアスロンとは、自転車・ランにくわえ、諏訪湖のスワンボートを漕いで競う競技なのです。

古くからの温泉街にも、カフェという新しい風が入ることによって、街全体がよみがえっているようです。


次回は、ワインの名産地・甲州にある、古い旅館(旅籠)を再生したカフェです。