2016/08/11

レイチェルのパリの小さなキッチン エピソード2 作ってみたい料理ばかり

1. シュケット

今回作ったのは、まずは、シュケットです。私は、お菓子作りが好きですが、シュケットという名前は、初めて聞きました。どんなお菓子かというと、シュークリームの「皮」の部分だけに砂糖を振って食べるイメージです。

ただし、シュークリームの皮は薄力粉で作るけれど、シュケットは強力粉を使います。

レシピの記事があったので、ご紹介します。【レシピ】シンプルなシュー菓子シュケット
番組では、強力粉のみで作っていたけれど、このレシピは薄力粉も使います。強力粉だけだと、パンみたいにモチモチ食感になるのでしょうか。

2. マスの包み焼き

次に作るのは、魚のマスで作る包み焼きです。

まず、マリネ液を準備します。材料は、次のもの。
  • レモンの皮のすりおろし(国産のレモンがおすすめ)
  • 塩とこしょう
  • たっぷりのオリーブオイル

包むための紙は、オーブンシートでも、アルミはくでも、どちらでも良いです。
包み紙の上に魚を乗せたら、魚の表面と、身の部分に、マリネ液を塗り込みます。魚は、腹を切って内臓を取っておきましょう。

魚の腹の中には、スライスした小ぶりのジャガイモや、フェンネルを詰めていきます。フェンネルって何?と思ったら、このサイトを参照してください。私は、どこに売っているのか、見当もつきません。

フェンネルの代わりにポロネギや赤玉ねぎでも良いそうです。これで少しハードルが下がった。

オーブンで15分から20分焼いたらできあがりです。

3. モワール・オ・ショコラ

チョコレートのスポンジにスプーンを入れると、中からチョコレートがとろーりと流れ出す、そんなケーキです。日本では、フォンダンショコラとかいう呼び方が一般的かも。

レイチェル流は、中に塩キャラメルを詰めます。

まずは、塩キャラメル作り。砂糖150グラムを用意し、鍋を火にかけて、砂糖を少しずつ振り入れます。

次に、砂糖が茶色くなったら、生クリーム150グラムを注ぎます。飛び散りに気を付けましょう。

最後に塩を小さじ1入れて、温度が108度(スプーンに薄く付く感じ)になったらクリームはできあがりです。容器に入れて、冷蔵庫で冷やします。

次に、チョコスポンジを作ります。チョコレートに、バター85グラムを加えます。そして、湯せんで溶かします。

型には、バターを塗り、ココアパウダーを振っておきます。

砂糖170グラムと薄力粉85グラムをまぜ、溶かしたバター・チョコと混ぜ合わせます。さらに、卵6個を加え、よく混ぜたら型に入れ、冷蔵庫で1時間ほど冷やします。

型の中に、冷蔵庫で冷やしておいた生キャラメルを絞り入れ、180度のオーブンで15分焼きます。生地がふくらんで焼き色がついたらできあがりです。

番組のレシピだと、チョコレートの量がよくわからないので、残念。85グラムくらいなのでしょうか。
参考までに、辻調のレシピにリンクしておきます。



このほかのレシピは、NHK公式サイトをご覧ください。

次回は、エピソード3です。かんたんに作れそうな、夏向きのメニュー中心です。

ではでは。

2016/08/04

レイチェルのパリの小さなキッチン エピソード1「ミントとレモンのさっぱりした風味を楽しむメニュー」

始まりました。イギリス人のレイチェルさんがイギリス料理を作るんじゃなくて、パリでフランス料理を作る番組です。イギリスのBBC制作らしい。

声を当てているのは、声優の甲斐田裕子さん。アニメでも活躍中です。りりしい声は、アニメにアクセントを与えてくれます。

まず作るのは、クロックマダム。
型に、耳を切り落として溶かしバターをたっぷり塗ったパンを敷き、ハムを乗せて、卵を1コ割入れ、チーズをかけて、180℃のオーブンで焼くだけです。

次に作ったのは、子羊の肉を煮込んだシチュー。ローリエ・タイムなど、ハーブをたっぷりと入れて煮込みます。味の決め手は、ミントソースです。

フランス人にとっては、「ミントソースって、ありなの?」という否定的な反応だそうなのですが、実際に食べてみると美味しいらしい。(レイチェルさんの個人的な感想です。)

調べてみたら、あのJ-castがネタにしていたんですね。「マズいと話題!?イギリスの「ミントソース」 本場シェフのレシピで作ってみた」 ゲスな芸能ネタやおたくっぽいネタだけじゃないんだーとちょっとびっくりです。

続いて、マドレーヌを作ります。
生地を型に流し込んだら、木いちご(ラズベリー)の穴の開いた方を上にして置き、オーブンで焼きます。焼きあがったら、木いちごの穴に「レモンカード」を流し込むのが、イギリス流。

レモンカードとは、溶かしたバターに砂糖・卵・レモンを加えて冷やし固めたソースです。
レモンカードの作り方は、このサイトにくわしく載っていました。冷凍保存もできるので、いっぱい作っておくと便利です。

そろそろ手持ちのジャムがなくなるから、少し涼しくなったらレモンカードを作ってみようかなと思いました。

番組で放送した料理のレシピはこちらから


次回は、エピソード2。お菓子のレシピが多めです。


ではでは。

2016/07/28

ふるカフェ系 ハルさんの休日「長野県 軽井沢」 いい家は、多くの人の手を渡っても今に生き残ります。

今日ハルさんがおとずれたのは、みんな知っている町、日本有数のリゾート地である軽井沢です。

天皇陛下・皇后陛下が出会われた場所として有名なテニスコートに立ち寄りつつ、道を進みます。(そのテニスコートは、「軽井沢会テニスコート」といいます。)

森林浴が気持ちよさそうな林の中に建つカフェは、築90年の別荘カフェです。店の名前は、旧軽井沢Cafe涼の音(すずのね)。住所は、長野県北佐久郡 軽井沢町旧軽井沢972 (旧サロモン別荘)。

建物をよく見ると、壁は弁柄(べんがら)塗りで、赤茶色の落ち着いた色が周りの木々に溶け込んでいます。

かつて、軽井沢は、旧中山道の宿場町でした。それが避暑地に生まれ変わったのは、カナダ生まれの宣教師アレキサンダー・クロフト・ショー氏のおかげです。
避暑地としての軽井沢のスタートは1886年(明治19年)、カナダ生まれの宣教師アレキサンダー・クロフト・ショー氏が当地を訪れ、その美しい清澄な自然と気候に感嘆し、家族、友人たちにそのすばらしさを推奨して、その夏この地へ避暑に訪れたのが最初だと言われている。(軽井沢観光協会公式ホームページより引用)

今日のカフェも、旅籠(はたご)を生かした別荘でした。いろいろな人の手を渡って、今に至ります。昔の持ち主は、ライシャワーアメリカ大使夫人の「松方ハル」さん。最近は、作家の森瑤子さん。

この建物は、保存活動が行われました。そして建物の歴史的価値が評価され、3年ほど前に、登録有形文化財に指定されたのです。軽井沢町のホームページにそのほかの別荘とともに掲載されています。

店の中は、ゆったりとした時間が流れています。その空気を生んでいるのは、置いてあるテーブルかもしれません。お店のテーブルは、軽井沢彫がほどこされた見事なものです。軽井沢彫は日光彫の技術を取り入れて始められました。桜の花のデザインが特徴的です。

出されたメニューは、新鮮な野菜が盛られたプレート。メインを飾るソーセージはほろ苦く、コクが深いそうです。桜の木で「いぶす」ので、豊かな香りになります。燃料として、最後に加えるのはコーヒー豆で、そうすると、香りに奥行きが増すそうです。

2階は手つかずのまま残されています。碍子引き(がいしびき)や古い掛け時計などがあり、昔にタイムスリップしたような感覚になります。

そこは、作家の森瑤子さんが書斎として使っていた場所でした。

ゲストとして登場したのは、森瑤子さんの娘のヘザー・ブラッキンさん。森瑤子さんは、軽井沢で良く採れるルパーブでパイを作ってくれたそうです。

ルパーブ、私は好きです。まさに、ジャムになるために生まれたといってもいいほど、素晴らしい酸味があります。少し前に、奥多摩に登山に行ったときに、駅のそばの温泉「もえぎの湯」で売っていたのをたまたま見つけて、買ってきたことがあります。

岩手にいる父親もジャムを作って送ってきたこともあるし、涼しいところで良く育つ植物のようです。

と、いい具合に脱線してきたところで、締めくくりたいと思います。番組は、これで終わりなのか、それともまた見ることができるのか。再開を楽しみにしたいです。

ではでは。

2016/07/20

ふるカフェ系 ハルさんの休日「千葉県 野田」 豆の町は、水の都でした。

千葉県にある野田市といえば、しょうゆの町。キッコーマンの大きな工場が、野田市駅前に広がっています。私の思い出としては、小学校2年生くらいのときに、清水公園のアスレチックスを楽しんだ記憶があります。

ただ、今回訪れたのは、野田市の中でも、北の方にある関宿(せきやど)地区です。野田市中戸437にある「ふるカフェ」でした。米蔵(こめぐら)を生かしたお店です。

天井を見上げると、太くて立派な「はり」が、屋根を支えています。

この建物は、水塚(みずか)といって洪水にそなえ、盛り土をして周りの土地よりも高くして建てられた建物です。店の名前は、そのものズバリ「水塚(みずか)」といいます。

野田の関宿地区は、利根川と江戸川にはさまれた水上交通の要衝でした。そのため、昔は、たびたび洪水が起き、2階は、洪水になったときに緊急に避難するためのスペースとしても使われていたのです。

お店で出されたランチは、お盆のうえに、和食の小皿がところ狭しと並んでいます。とてもとても食欲をそそられます。味噌汁は、「呉汁(ごじる)」と呼ばれ、大豆をすりつぶして作られたものです。

しょうゆ作りには、大豆が使われるので、野田市はかつて、大豆の産地でした。でも、しょうゆ作りに国産大豆が使われなくなったため、今では、枝豆の栽培が盛んです。ちなみに、枝豆は、大豆の熟していない状態です。

野田といえば、東京近郊といえる場所なのに、豊かな農園風景が広がっていて、心がいやされるようです。

このお店を紹介した記事は、こちら


次回は、いったんの最終回? 軽井沢にあるステキな別荘カフェです。