2018/03/13

政治の代表をどう決めるか 古くて新しい問題

先日、田端信太郎氏の「誰か、高額納税者党を作ってほしい」というツイートが話題になっていました。

ツイートの詳細とそれに対する批判は、ここにまとめられています。

日本の歴史をさかのぼれば、そもそも選挙権は、高額納税者のみに与えられていたわけです。長い間の反対運動の結果、納税額に関係なく1人1票となったのは、90年ほど前の話です。(納税額の推移は、このサイトを参照しました。選挙権の歴史は、このサイトを参照しました。)

もちろん、その時点では、女性の選挙権はまだなかったわけですが。

納税額に関係なく選挙権が認められていることで、どれだけ社会が安定しているか、ということを考えれば、今の1人1票は、必要な制度です。

そして、国会議員を選ぶ力があるからこそ、国民みんなが税金の負担を受け入れているわけです。

だから、高額納税者の人たちの意見が一致し、自分たちの代表を立てたいという思いがあれば、高額納税者党を作ることは理にかなったことです。そして、高額納税者党の主張が、多くの人を説得できれば、国政を動かすことも可能でしょう。

ただ、問題は、高額納税者党が何を主張したいかという点。特別の主義主張がなければ、単に、「税率が重いのが嫌だ」というわがままでしかありません。

国会の役割の一番大切なことは、税金や社会保障費の負担を国民でどう分け合っていくかを決めることだ、ということを思い出させてくれました。その点で、今回の炎上騒動は、意味がありました。

2018/03/11

読み聞かせてきた絵本たち(随時更新)

子どもが起きてきたら、まず読み聞かせをして、昼間も読み聞かせ、もちろん寝る前にも読み聞かせと、子どもが求めるままに読んであげる毎日です。

正直に言うと、朝の読み聞かせはたまにやっているだけですが、ともかくかなりの量を読んでいるはず。

ただ、親として、読んでいて楽しくない絵本は、読んであげるのも続かないものです。すると自然と、親も子どもも読んで楽しい本を読み続けることになります。

よく読んだ・読んでいる絵本を紹介します。

1. いないいないばあ
2. だっだー
3. ぽぽんぴぽんぽん
4. おやおやおやさい
5. くだものだもの
6. きんぎょがにげた
7. つみきでとんとん
8. ぞうくんのさんぽ

「ルドルフ2世の脅威の世界展」でルーラント・サーフェリーを知る

東京・渋谷にある、Bunkamura ザ・ミュージアムで開かれている「ルドルフ2世の脅威の世界展」 

展覧会の見どころはこちら(公式サイト)

アルチンボルドの絵を前面に出して宣伝をしていますが、会場で一番目を引くのは、ルーラント・サーフェリーの一連の絵です。

ルーラント・サーフェリーという名前は、今回の展覧会で初めて知りました。オランダの画家一族に生まれ、ルドルフ2世のお抱え絵師になったそうです。鳥獣画を得意として、今回の展覧会では、数点の絵を見ることができます。

なかでも、強く印象に残ったのが、「動物に音楽を奏でるオルフェウス」でした。画面を埋め尽くしているのは、数十種類の動物たち。ヨーロッパにもいる動物、ヨーロッパにはいない珍しい動物、様々です。

ただ単に動物が描かれているというだけではなく、画面全体から、絵の魅力が伝わってきました。

ここで、「Orpheus charming the animals Roelant Savery」と検索してみると、いろいろな絵が見つかります。ルーラント・サーフェリーは、この「動物に音楽を奏でるオルフェウス」というテーマを好きで、何点も描いたのだと考えられます。

やはり、画家は自分が好きなテーマは何回も描くのだな、ということを改めて感じたのでした。

今回の展覧会では、ほかにも、ヨハネス・ケプラー、ティコ・プラーエといった、天文学の発展に貢献した人たちの書籍などがあります。

むかし、私が、地学が好きで勉強したことを思い出しながら、興味深く見ました。

2018/03/10

ワンオペで悩む妻にどう向き合うべきか

今週は、毎日残業続きで、帰宅時間は8時とか9時でした。

今日も、早く帰るつもりだったのに、残業の必要に迫られてしまいました。

急いで8時半に帰って、何とか子どもを寝かし付けます。「つみきでとんとん」という絵本を5回読むなどして、ようやく寝かせることができました。

満足して夕食を食べましたが、妻は浮かない顔をしています。

子どもがご飯を食べなかったり、言うことをきかないので、つい怒ってしまったと落ち込んでいました。

私が早く帰れば良かったわけだけれども、3月はなかなかそうもいかず。
大変だったね、などという言葉は慰めにもならなそうです。

土日の間で、どうにかしなければ、というところです。

(追記)
私が、5時台とかに早出して、6時台に早帰りする方法もあったわけですが。
話し合った結果、結局は、現在の生活パターンを続けるというところに落ち着きました。