2018/04/11

ふるカフェ系 ハルさんの休日「山梨・北杜(ほくと)」 八ヶ岳の澄みきった空気の中で暮らしてみたい

今回訪れるのは、山梨県・北杜(ほくと)市にある、ふるカフェです。

お店の名前は、エンガワ カフェ(engawa cafe)、住所は、山梨県北杜市高根町東井出155 です。

北杜市は、「2018年版 住みたい田舎ベストランキング」小さなまち〔総合部門1位〕に選ばれました。(参照サイト)

選ばれた理由は、何でしょうか。

北杜市では、平成27年度から「若者応援プロジェクト」などの戦略を実施しています。移住を希望する人への就労支援も行っており、年代別の移住者数は30代が最も多くなりました。

ちなみに、私が注目している彫刻家で、大住潤さんという方がいます。すてきなシロクマを生み出しています。(大住潤さんについて、私が熱い思いを込めて書いた記事はこちら) 彼もまた、東京から北杜市に移住したそうです。(紹介記事)

そんな北杜市に、ハルさんがやってきました。

北杜市は、八ヶ岳のふもとにある高原の町です。撮影の時には、雪が積もっていました。でも曇りがちというわけではなく、日照時間は日本一です。

ハルさんが、庭先のヤギに誘われるようにして、カフェに着きました。

カフェの屋根は、輪違瓦(わちがいがわら)と呼ばれる形の瓦です。

その屋根からは、煙突がニョキッと伸びています。煙突といえば軽井沢のふるカフェを思い出すハルさんでした。

先週のカフェとは違って、素朴な内装。そこに、ペチカがどっかりと置いてあります。暖房用なのでしょうが、ペチカと日本家屋という組み合わせはギャップが大きく、面白い。

天井に張り付いているのは謎の物体。

天井からは、自在鉤(じざいかぎ)が吊り下がっています。昔は「いろり」があったのでしょう。

ここで、お店にやってきたのは、ゴリさんこと小西貴士さんです。写真家であり、絵本作家でもあり、保育の現場にもいる多彩な人です。(ゴリさんのブログゴリさんの紹介記事)

ハルさんは注文をしようと、他のお客さんが食べているものを見ました。すると、なんとみんなラーメンを食べています。おすすめは、地元の生野菜をふんだんに使ったオシャレラーメンです。

ラーメンをすするハルさんが新鮮すぎる。

オーナーは、「地元の食材の魅力を引き出すのは、ラーメンが最もふさわしい」と考えました。だからカフェでもラーメンなのです。鶏と魚介のダシがしっかりきいています。

北杜市は、ポール・ラッシュさんのおかげで移住する人が増えたとも言えます。ポール・ラッシュ氏の理念を生かす団体として、キープ協会というところがあるのですね。

ゴリさんが活動する保育園(清里聖ヨハネ保育園)も、ポール・ラッシュさんが始めました。

オーナー夫婦が店をオープンしたのは10年前のこと。隙間だらけの建物ということもあり、ペチカを新しく作ったのです。

北杜市は、ホップ作りが盛んでした。このお店の前の持ち主も、ホップ農家だったそうです。昭和20年に500軒あったホップ農家も、平成に入ると一人だけになってしまいました。

その後を継ぐために埼玉からやってきた人が紹介されていました。

最後に出てきたメニューは、ホップティーに、ホップチョコレートケーキです。たぶん番組だけのオリジナルメニューでしょう。

「食べることは生きる基本です」という店主の言葉で番組は締めくくられました。この番組を見たあなたも、私もきっと北杜市に住みたくなるはず。

ビットコインでは日本人の存在が思いのほか大きい

ということで、金融庁から仮想通貨の取引について、さまざまなデータが発表されました。

私が注目したのは、次の点です。

1. ビットコインの価値は日本人(日本円) が支えている

ビットコインの取引のうち、6割近くが日本円で行われています。
そして、ビットコインだけで、仮想通貨の価値の総額の45パーセントを占めています。

すると、日本円のおかげで、ビットコインの価値、ひいては仮想通貨の価値が保たれているといえます。

2. 日本人(日本円)は塩漬けされている

国内での取引状況のうち、「顧客の入出金状況」に注目しました。この入出金状況には、国内最大手級と思われるビットフライヤーの数字が入っていないそうです。

とはいえ、全体的な傾向は分かるのではないでしょうか。

日本円は、平成29年12月に、入金額が出金額を約1兆円上回ったのがピークです。その後は、平成30年の2月、3月に出金額が入金額を上回るようになりました。

ただ、その差は数百億円です。12月の大幅な入金超過が、今に至るまで、持ち越されているのです。

この間、仮想通貨の価値は、時価総額ベースで4分の1くらいにまで落ち込んでしまいました。

すると、12月に大量に注ぎ込まれたお金が、価値を失ってそのままになっている、そんな状況が浮かび上がります。

この間、仮想通貨を大量に持っていた人が、手放したのでしょう。

仮想通貨の価値がこれからどうなるか、日本の景気にも影響しそうで、なんだか気になります。

2018/04/10

子どものほんのささやかなことでも、親は気をもむもの

この前、日曜日ということもあって、私と子どもの2人で公園の中を散歩していました。すると、前の方から、見知らぬ子が歩いてきます。

年は、1歳を過ぎたあたりでしょうか。わが子よりだいぶ小さいですが、「遊ぼうよ~」という感じで、やってきます。

ほとんど反応しないわが子に、「こんにちは、だよ」と呼び掛けてみます。それでも、あいかわらず固まったまま。

やってきた子は、何とか交流をはかろうとします。でも、変化はない。その子も、あきらめて行ってしまいました。

その後は、何事もなかったかのように歩き出しました。

レゴや積み木遊び、お絵かき、読み聞かせが大好きで、同年齢の中でもかなり体格が良く、ほとんど病気もしない。少しのいたずらを除いて、親としては、とても育てやすいと感じます。

それでも、友だちとコミュニケーションをとることがうまくないので、やきもきしてしまいます。

妻からも、同じような話を聞きました。ですから、これは、子どもの性格なんだろうなと考えています。

自分も、人付き合いは苦手です。それでも、どうにかこうにか社会の中で生きています。それを考えると、人付き合いが苦手なままでも何とかなるだろうとも思います。また、大きくなれば性格も変わるかもしれないですし。

もうすぐ2歳のわが子を前にして、感じました。ささやかなことでも、子どもの成長を心配してしまうのが、親心なのだなあと。

2018/04/08

色のない世界と色のある世界を行き来した画家ルドン

Eテレの日曜美術館は、新年度第1回目。ルドンが取り上げられていました。
そんなこともありつつ。
先日、ルドンの展覧会に行ったメモです。

​印象に残った作品が3点ありました。

1点目は、「兜をかぶった横顔」



ルドンは、木炭画を含む素描がフランスでは好まれないことを残念がりました。
ものすごく細かく書き込まれていて、みごとだ。という感想につきます。

2点目は、「若き日の仏陀」

ルドンは、植物学者クラヴォーと交流がありました。そのクラヴォーから影響されたと考えられる作品です。

クラヴォーは、東洋の文化に興味を持っていました。そのため、ルドンもブッダのような東洋のモチーフに興味を持つことになったのです。

ルドンの作品のなかで、ほかの作品とは雰囲気が異なっており、目を引きました。土田麦僊が所蔵していた、というエピソードも印象的。

3点目は、「ドムシー男爵夫人の肖像」

黒の服、赤のインナー、余白の青と白。
実物を見ると、そのコントラストが作るイメージが素晴らしい。圧倒されました。

ルドンはドムシー男爵から、邸宅の大広間を飾るという大きな仕事を任されたわけです。この絵は、スポンサーに対する恩返しみたいな作品になります。

そういう経緯で描かれたものです。それだからこそなのかもしれませんが、手抜きをした感じが全然ありませんでした。そのことも印象に残りました。