今回、ハルさんが訪れたのは栃木県にある大田原市のふるカフェです。
田園風景が広がる中にあるのは、古い校舎を生かしたカフェです。店の名前は、「hikari no cafe’/蜂巣小珈琲店」。住所は、大田原市蜂巣295。
前回の掛川のカフェに続いて、今回も、車を持っていないとたどり着くまでが大変そうな店です。
大田原といえば、個人的に、学生時代に免許を取るために合宿場としてお世話になった場所。周りには何もありませんでした。卒論の原稿を持っていたけれど、ほとんど進まなかったという思い出があります。
それはさておき。
店の外観は、赤茶色の屋根が、可愛らしく目立っている。鎧張りの壁との組み合わせは、まさに昔の学校。
カフェ部分は、窓を広く、天井を高くとってあり、店の中は広々です。洋小屋組の天井が美しい。職員室と教室の床板の種類が違うのも、面白い。
hikari no cafe' という店の名前にふさわしく、光あふれる店内でした。
青い大きなトラクターに乗ってやってきたのは、農家の人。店で出している古代米を作っています。8年前から生産を始め、珍しいだけではなく美味しいと評判になったのです。
給食風のお盆・先割れスプーンなど、演出が細かい。ビーカーに入って出されるサラダが目を引きます。
古代米のご飯の分量をご紹介。白米2合と古代米大さじ2杯の分量で炊き上げています。
このカフェは、障害者福祉施設を経営している川上聖子さんが、経営しています。
障害のある人を何人も店員として雇っているのです。番組では、そんな店員の一人をクローズアップしていました。さすが、障害にも正面から向き合っているEテレらしい番組構成。
店員だけでなく、来る人にも学ぶことの大切さを感じて欲しいというのが、オーナーの川上さんの願いです。
校庭の片隅に置かれたのは、「わらぼっち」。わらぼっちとは何?と思ったら、この記事をみてください。
番組の最後は、学校という場所にふさわしく、常連さんを集めての合唱です。鍵盤がめくれているオルガンも、ちゃんときれいな音を奏でていました。
2018/05/17
2018/05/14
滋賀の山の中に「おもてなしの心」がある。ミホ・ミュージアムで感じたこと
ゴールデンウィークを使って、初めてミホ・ミュージアムに行ってみました。
先日、信楽の図書館の記事を書きましたが、ミホ・ミュージアム⇒陶芸の里(信楽焼)⇒図書館の順で回ったのでした。
美術館めぐりが好きな人なら、ミホ・ミュージアムの名前を一度は聞いたことがあるはず。NHKの日曜美術館でも、よく取り上げられている美術館です。
実際に行ってみて、ミホ・ミュージアムが素晴らしいところだと感じた点をお伝えします。
特に問題がなければ、行きはぜひ歩くべきです。この景色を見られただけで、もう満足したと思えるはず。
電気自動車も走っているので、もちろん歩かなくても美術館棟へ行けます。
(私は、地元に住んでいる妻の親戚に車で送ってもらいました。結婚するって素晴らしい。)
くねくね曲がる山道を車で進んでいくと、敷地にたどり着きます。ただし、駐車場で降りてすぐそこにあるのは、展示場所ではありません。
なお、冬や春先は、施設自体が閉じているので、要注意です。来年・2018年は、6月開館らしい。
先日、信楽の図書館の記事を書きましたが、ミホ・ミュージアム⇒陶芸の里(信楽焼)⇒図書館の順で回ったのでした。
美術館めぐりが好きな人なら、ミホ・ミュージアムの名前を一度は聞いたことがあるはず。NHKの日曜美術館でも、よく取り上げられている美術館です。
実際に行ってみて、ミホ・ミュージアムが素晴らしいところだと感じた点をお伝えします。
1. 美術館までのアプローチが楽しい
ミホ・ミュージアムは、レセプション棟と美術館棟という2つの区域に分かれています。バスや車で行く場合、まず、レセプション棟の駐車場に降ります。
レセプション棟でチケットを買い、美術館棟まで移動する必要があるのです。ただ、この移動がまったく苦痛ではなく、むしろ心地よいものでした。
まず、山の地形を生かした植栽がみごとです。今の時期は、新緑が目に鮮やか。桜の季節、紅葉の季節、それぞれに見ごたえがありそうと想像できます。
そして、空気が良いです。標高はおよそ400メートルですが、山深いせいかひんやりとしていて、すがすがしい気持ちになれます。
また、途中トンネルに入り、そこから抜けると、不思議なアーチが目に飛び込んでくるのも楽しい。異空間の中に入り込んでいく感覚があります。
特に問題がなければ、行きはぜひ歩くべきです。この景色を見られただけで、もう満足したと思えるはず。
電気自動車も走っているので、もちろん歩かなくても美術館棟へ行けます。
2. 美術品に心が奪われる
美術館ですから、そこにある展示品は見ごたえがあるものばかりであって欲しい。ミホ・ミュージアムは、そんな望みを満足させてくれるところでした。
私が行ったときの特別展は、猿楽と面―大和・近江および白山の周辺から― というものです。
(話は変わりますが、天河神社というところも調べてみるとなかなか風情がある場所みたいです。いつかは行ってみたい。)
特別展が見ごたえがあるというのは、当然のことなのかもしれません。各所の名品を持ってきたわけですから。
ミホ・ミュージアムの本当の素晴らしさは、自らの所蔵品の展示にあります。シーズンによって展示替えをしているようで、現在の主な展示品はこのページで見ることができます。
どれも素晴らしいのですが、私が心奪われたのは、中国・漢の時代に作られた帯鈎(たいこう)です。
ようはベルトのバックル(留め金)なのですが、たて4cm・よこ8cmくらいのサイズで、金でできています。それはそれは細かい金細工がされ、龍をあしらい、(たぶん)ヒスイが埋め込まれています。
2千年の時代を超えて輝きを失わない金細工は、やはり素晴らしいと感じます。
所蔵品の展示場所は、言葉の使い方が多少宗教色を感じます。ミホ・ミュージアムの創立者は、宗教指導者であるので、そうなっているのでしょう。
- 野上記念法政大学能楽研究所
- 三井記念美術館
- 天河神社
(話は変わりますが、天河神社というところも調べてみるとなかなか風情がある場所みたいです。いつかは行ってみたい。)
特別展が見ごたえがあるというのは、当然のことなのかもしれません。各所の名品を持ってきたわけですから。
ミホ・ミュージアムの本当の素晴らしさは、自らの所蔵品の展示にあります。シーズンによって展示替えをしているようで、現在の主な展示品はこのページで見ることができます。
どれも素晴らしいのですが、私が心奪われたのは、中国・漢の時代に作られた帯鈎(たいこう)です。
ようはベルトのバックル(留め金)なのですが、たて4cm・よこ8cmくらいのサイズで、金でできています。それはそれは細かい金細工がされ、龍をあしらい、(たぶん)ヒスイが埋め込まれています。
2千年の時代を超えて輝きを失わない金細工は、やはり素晴らしいと感じます。
所蔵品の展示場所は、言葉の使い方が多少宗教色を感じます。ミホ・ミュージアムの創立者は、宗教指導者であるので、そうなっているのでしょう。
3. スタッフの気配りがありがたい
個人的なエピソードなのですが、子どもが鼻を出してしまっていて、それに気づかずにいました。そうしたら、スタッフの人が、ティッシュをもって駆け寄ってきてくれたのです。
高級ホテルだったらありえるかもしれませんが、ひとり1,100円の入館料なのにこの心づかい。妻から伝え聞いたときは、とても驚きました。
そうかといって過度な接客がされるわけではありません。建物の中が居心地よく感じるのは、きれいに手入れされているからだけではなく、スタッフの人の動きが作り出しているのでしょう。
高級ホテルだったらありえるかもしれませんが、ひとり1,100円の入館料なのにこの心づかい。妻から伝え聞いたときは、とても驚きました。
そうかといって過度な接客がされるわけではありません。建物の中が居心地よく感じるのは、きれいに手入れされているからだけではなく、スタッフの人の動きが作り出しているのでしょう。
4. レストランの食事がおいしい
信楽に移動するためのバスの時間まで間があったので、レストランに入りました。レストランの中には、「秀明自然農法で作っている野菜がおいしい」と書いてあります。
食べる前は、「まあそうは言っても、普通の味なんでしょう。観光地価格なのは仕方ない」と思っていました。
パスタと、おにぎりを注文しました。
一言で言ってしまえば、野菜の味が濃いのです。かみしめると甘みを感じる。キャベツ、たけのこ、どれも良いものでした。メインとなるパスタも、スーパーに売っているのとは違う良い味がします。
子ども用におにぎりを付けたのですが、あまり食べなかったので、二人で満腹になりました。それで3千円と少し。
外食をするなら、こういう経験ができる場所は最高です。
なお、私たちが利用したのは、午後2時半くらい。その時には、半分くらいのメニューが売り切れていました。お目当てのメニューがある場合は、先に食事を済ませたほうが良いでしょう。
美術館棟には、カフェもあるので、またの機会に使ってみたいです。
子ども用におにぎりを付けたのですが、あまり食べなかったので、二人で満腹になりました。それで3千円と少し。
外食をするなら、こういう経験ができる場所は最高です。
なお、私たちが利用したのは、午後2時半くらい。その時には、半分くらいのメニューが売り切れていました。お目当てのメニューがある場合は、先に食事を済ませたほうが良いでしょう。
美術館棟には、カフェもあるので、またの機会に使ってみたいです。
ミホ・ミュージアムへのアクセス方法
滋賀県大津市にある石山駅から、帝産バスに乗って行くのが手軽です。50分ほどで着きます。1時間に1本しかないので、事前に確認しておくべき。(私は、地元に住んでいる妻の親戚に車で送ってもらいました。結婚するって素晴らしい。)
くねくね曲がる山道を車で進んでいくと、敷地にたどり着きます。ただし、駐車場で降りてすぐそこにあるのは、展示場所ではありません。
なお、冬や春先は、施設自体が閉じているので、要注意です。来年・2018年は、6月開館らしい。
2018/05/09
武田薬品工業がシャイアー社を買収した
武田薬品工業が、シャイアーを買収したということが、大きなニュースになっていました。15:0045020武田薬— RING@個人投資家【専業15年目】 (@xRINGx) 2018年5月8日
Shire社を完全子会社化するための友好的な買収手続開始の合意についてhttps://t.co/JMP7Z5I3ut
シャイアーってどんな会社?ってさっぱりイメージがわきません。
地域によって、発売している薬の種類が違いますが、日本では、血友病に関する薬を何種類か扱っているようです。(会社サイト) 患者さんが少ない病気の薬を作るのが得意な会社とのこと。
買収金額は、約6兆8千億円で、ソフトバンクがアームホールディングスを買収した時の金額の倍以上になります。(時事通信) 今回の買収は、圧倒的な額です。
製薬会社世界ランキングでみると、武田薬品工業は19位、シャイアーは20位と微妙な位置でした。研究開発費をどれくらい負担できるか、製薬会社にとっては、そのことが重要です。
この合併によって、売上高があがるだけではなく、より多額の研究開発費を支出することができるようになると考えられます。
ふるカフェ系 ハルさんの休日「静岡・掛川」昭和の昔にタイムスリップできる空間があります
今回ハルさんが訪れたのは、築50年の牛舎を生かしたカフェです。
店の名前は、Antique Cafe Road(アンティーク カフェ ロード)、住所は静岡県掛川市大野1776-7です。
今までのふるカフェは、電車から降りて歩けばたどり着くところが多かったですが、ここは、最寄りの掛川駅から10kmくらいあります。遠くて大変そう。どうやっていくのか気になります。
と思ったら、ハルさんは、ある人の車に乗って、お店の近くまで連れて行ってもらいました。
ハルさんが車で移動するなんて珍しい。掛川駅で、いつも持ち歩いている愛用のタブレットの充電が切れてしまいます。そこに、たまたまカフェの店主が通りがかり、タブレットを車で充電してもらいながら、近くの茶畑まで連れて行ってもらえたのです。
その茶畑から、めあてのカフェまでは歩いてすぐでした。
店を訪れた人がまず目にするのは、古いバイクにレトロな車。
お店は、もともは牛舎でしたから、天井が高くひろびろしています。C型鋼の柱、H型鋼の柱と、トタン板の壁、まさに昭和レトロを感じさせる。
店の中には、これまたレトロな雑貨が並んでいます。ずっしりと重そうな「かき氷製造機」、タイプライター。料理が運ばれるのを待つ時間も、いっそう楽しい。
お店の紹介記事がありました。こちら⇒巷で噂! 掛川の秘境カフェ「ロード」レトロな時代に思わずタイムスリップ?
今回ハルさんが注文したメニューは、牛ステーキのカレーです。掛川牛というブランド牛のサイコロステーキがごろごろしています。
もとは雑貨店・兼カメラ店をやっていたご主人の大場さんは、デジタル化が進んだので、カメラ店を閉じ、カフェを始めました。今まで集めてきたたくさんの古い雑貨を飾れる場所として、広い牛舎がぴったりだったのです。
この牛舎の中には、「カブ」専門のバイク修理店や、革製品のお店、遠州織物のお店などいろいろなお店が集まっています。そんなところは、ちょうどこの番組の川口の回で紹介したセンキヤに似ています。
最後に登場したのは、お茶農家さん。お茶を使った自家製パンを作っています。冷やし固めた茶葉ペーストを生地にはさんで焼き上げ、できあがり!
次回は、栃木・大田原のカフェです。
店の名前は、Antique Cafe Road(アンティーク カフェ ロード)、住所は静岡県掛川市大野1776-7です。
今までのふるカフェは、電車から降りて歩けばたどり着くところが多かったですが、ここは、最寄りの掛川駅から10kmくらいあります。遠くて大変そう。どうやっていくのか気になります。
と思ったら、ハルさんは、ある人の車に乗って、お店の近くまで連れて行ってもらいました。
ハルさんが車で移動するなんて珍しい。掛川駅で、いつも持ち歩いている愛用のタブレットの充電が切れてしまいます。そこに、たまたまカフェの店主が通りがかり、タブレットを車で充電してもらいながら、近くの茶畑まで連れて行ってもらえたのです。
その茶畑から、めあてのカフェまでは歩いてすぐでした。
店を訪れた人がまず目にするのは、古いバイクにレトロな車。
お店は、もともは牛舎でしたから、天井が高くひろびろしています。C型鋼の柱、H型鋼の柱と、トタン板の壁、まさに昭和レトロを感じさせる。
店の中には、これまたレトロな雑貨が並んでいます。ずっしりと重そうな「かき氷製造機」、タイプライター。料理が運ばれるのを待つ時間も、いっそう楽しい。
お店の紹介記事がありました。こちら⇒巷で噂! 掛川の秘境カフェ「ロード」レトロな時代に思わずタイムスリップ?
今回ハルさんが注文したメニューは、牛ステーキのカレーです。掛川牛というブランド牛のサイコロステーキがごろごろしています。
もとは雑貨店・兼カメラ店をやっていたご主人の大場さんは、デジタル化が進んだので、カメラ店を閉じ、カフェを始めました。今まで集めてきたたくさんの古い雑貨を飾れる場所として、広い牛舎がぴったりだったのです。
この牛舎の中には、「カブ」専門のバイク修理店や、革製品のお店、遠州織物のお店などいろいろなお店が集まっています。そんなところは、ちょうどこの番組の川口の回で紹介したセンキヤに似ています。
最後に登場したのは、お茶農家さん。お茶を使った自家製パンを作っています。冷やし固めた茶葉ペーストを生地にはさんで焼き上げ、できあがり!
次回は、栃木・大田原のカフェです。
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