2018/05/23

「SNS展 #もしもSNSがなかったら」どんな人が見に来ているのかが気になる展覧会だった


能町みね子さんがキュレーターのひとりだということで、SNS展を見に行ってきました。

会場は、アーツ千代田3331。御徒町駅からすこし歩いたところにある、今は使われなくなった小学校です。銀座線を使う人ならば、末広町が近い。

作品は、ツイッターやインスタグラムで活躍している人のものがメイン。その人たちが選んだ「一般人」の作品もあります。

テキストのコーナー、画像のコーナー、映像のコーナーと分かれていて、美術館でもありそうな正統派の展示スタイルです。

わざわざ展覧会になっているくらいなので、それぞれ作品は魅力的です。入場無料だし、ぜひ行くべき。

強く印象に残ったのは、作品よりもむしろ、来ている人たちでした。私は、40代前半なのですが、それより若い人、20代や30代前半の人が大部分だったと感じます。

会場に1時間ほどいましたが、子連れにあったのは、1人だけ。

若い人たちは、SNSをどう使っているのかなと気になりました。身近な人と連絡を取る延長で、「身近な有名人」の言動にいいねをするのかな、と想像したり。

私の使い方は、経済ニュースを集めたり、妻といいねのやり取りをしたりなのですが、そういう使い方ではないのだろうな、という気がします。

2018/05/20

信楽の焼物市でネコの花瓶に一目ぼれ

ミホ・ミュージアムに行った後、私たちが訪れたのは、信楽作家市でした。

もともとの目当ては、「熊倉順吉の陶芸」という展覧会だったのです。でも、急に気が変わって、広場にテントを張ってやっていた信楽作家市をのぞいてみることにしました。

この陶器市、ざっと見たかぎりでは、分厚い焼物ばかり並んでいました。狸の置物に象徴されるように、あまり魅力的ではない残念な感じ。

その中で、妻が目を止めたのは、ネコの形をした花瓶です。

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テントの中には、作者の人がいたのですが、「憎たらしい顔をしているでしょう」と、こちらに声をかけてきました。どうやらこれが、最後の1匹らしい。

このネコを見る直前までは、陶器市では何も買わずに帰るのだろうなと思っていました。でも不思議なもので、このネコを見たすぐ後には、お金を払ってそれを受け取っていたのです。

作者は、田中南央さんといいます。co so a do というサイトで、通信販売をしているようです。田中南央さんのページはこちら

実際に花を飾ってみました。

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大きな花束は飾れないけれど、これくらい飾れれば十分かなと思います。ちょうど母の日に買った花たち。今では、ユリが良い香りをただよわせています。

2018/05/19

子どもが、ごめんなさいという言葉をおぼえるまで

そろそろ2歳になろとするわが子。 公園で水遊びをしていたら、少し年上の男の子に水をかけてしまい、すると、逆に水をかけ返されてしまいました。

その男の子のお母さんが、「水をかけてはだめよ。ごめんなさいをしなさいね」というと、男の子はごめんなさいをしたのです。

それを見ていたわが子は、小さい声で「ごめんなさい」と何回かつぶやきました。 

しばらくして、家にかえってきました。家の中で、わが子は、口に入れたものをわざと吐き出してしまいます。 

妻が、わざと食べ物吐き出したらだめだよ、と伝えると、「ごめんなさい」と言えたのでした。

物の名前や動物の名前は、絵本で覚えることができます。でも、コミュニケーションをとるためのあいさつ言葉は、こうやって実際の会話の中でおぼえていくのだなと、改めて感じました。

2018/05/17

ふるカフェ系 ハルさんの休日「栃木・大田原」学びたいという心を大切にする場所

今回、ハルさんが訪れたのは栃木県にある大田原市のふるカフェです。

田園風景が広がる中にあるのは、古い校舎を生かしたカフェです。店の名前は、「hikari no cafe’/蜂巣小珈琲店」。住所は、大田原市蜂巣295。

前回の掛川のカフェに続いて、今回も、車を持っていないとたどり着くまでが大変そうな店です。

大田原といえば、個人的に、学生時代に免許を取るために合宿場としてお世話になった場所。周りには何もありませんでした。卒論の原稿を持っていたけれど、ほとんど進まなかったという思い出があります。

それはさておき。

店の外観は、赤茶色の屋根が、可愛らしく目立っている。鎧張りの壁との組み合わせは、まさに昔の学校。

カフェ部分は、窓を広く、天井を高くとってあり、店の中は広々です。洋小屋組の天井が美しい。職員室と教室の床板の種類が違うのも、面白い。

hikari no cafe' という店の名前にふさわしく、光あふれる店内でした。

青い大きなトラクターに乗ってやってきたのは、農家の人。店で出している古代米を作っています。8年前から生産を始め、珍しいだけではなく美味しいと評判になったのです。

給食風のお盆・先割れスプーンなど、演出が細かい。ビーカーに入って出されるサラダが目を引きます。

古代米のご飯の分量をご紹介。白米2合と古代米大さじ2杯の分量で炊き上げています。

このカフェは、障害者福祉施設を経営している川上聖子さんが、経営しています。

障害のある人を何人も店員として雇っているのです。番組では、そんな店員の一人をクローズアップしていました。さすが、障害にも正面から向き合っているEテレらしい番組構成。

店員だけでなく、来る人にも学ぶことの大切さを感じて欲しいというのが、オーナーの川上さんの願いです。

校庭の片隅に置かれたのは、「わらぼっち」。わらぼっちとは何?と思ったら、この記事をみてください。

番組の最後は、学校という場所にふさわしく、常連さんを集めての合唱です。鍵盤がめくれているオルガンも、ちゃんときれいな音を奏でていました。